2024.07.13

脳科学研究で見えた、日系企業にありがちな「苦しくてもやるのが仕事」が間違っているワケ

近年、あまり研究が進んでいなかった「脳の部位」である「島皮質」。じつは、この島皮質を鍛え、脳全体をバランスよく協調的に働かせることが幸せを感じ、満足できる生活を実感できるようになるということがわかってきました。

脳科学者の岩崎一郎氏が、オックスフォード大学、北京大学、Google社……など最新研究をもとに、島皮質を鍛え、脳科学的に幸せになる方法を記した『30日で人生がうまくいきだす脳の習慣』(サンマーク出版)から一部抜粋、再構成してお届けします。

「苦しくてもやるのが仕事」では続けられない!

「やるべきことが続けられない」

「成果がなかなか出ない」

このような悩みはよく聞きます。

そもそも、好きだから続けられて、成果が出せるのでしょうか。

それとも、使命感があるからこそ続けられて、成果が出せるのでしょうか。

 

あるいは、自分にとっていいことがある――給料が上がる、昇進できるから、続けられて、成果が出せるようになるのでしょうか。

アメリカ・イェール大学の研究で、「好きだから続けられる」というのが、長期的に見て成果が出せるということがわかってきました。

Photo by iStock

「苦しくてもやるのが仕事だ」のように、教えられることがあるかもしれません。

しかし脳科学の研究から見ると、一番大切なのは仕事を好きになることです。

好きだから続けられる、そして、続けることで脳の成長サイクルが回って成果が出せるということです。

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