2024.07.10
# 教養

三重県の「超スパルタ校」で教師に捕まった“脱走犯たち”がブチ込まれた「ヤバすぎる謹慎部屋」…ただ一人逃げ切った「主犯格の生徒」のその後

中編記事『「教師にバレたら終わり」三重県の「超スパルタ校」脱走劇の舞台裏…卒業生が告白した「背筋が凍った瞬間」』はこちらから

みんなで逃げれば怖くない

「日生学園」という高校をご存知だろうか。

約40年前、私はこの「超スパルタ高校」の生徒だった。

日生学園の卒業生は一生、あの「3年間」から逃れられない。いまも日生学園で過ごしたことの後悔と無念、恨み、そしてほんの少しの感謝…あらゆる感情が頭の中を駆け巡る。それだけ、学園での日々は強烈過ぎた。

放課後マラソン

日生学園の生活は年頃の生徒にはあまりに厳しく、脱走するものも相次いだ。前回は私が日生学園から脱走を試みたときの話をした。私の脱走は無事に成功し、懲罰を受けることもなかったのだが、日生学園ではこういったケースの方が稀だ。

今回は日生学園からの脱走に失敗すると何が待ち受けているのか。私が見聞きした話をお伝えしたい。

 

私は一人で脱走したのだが「赤信号みんなで渡れば怖くない」とでもいうのだろうか、集団で逃げ出す生徒も少なくなかった。

これはそんな「集団脱走」の話である。

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