2024.07.13
# エンタメ

音楽フェス特番で「公開処刑」の悲劇再びか…『音楽の日2024』“アイドル×ダンス”生放送の危うさ

「コラボ」ではなく「バトル」

13日(土)14時から『音楽の日2024』(TBS系)が8時間生放送される。今年で14回目を数える恒例の大型フェス特番だが、今回のテーマは「hope!音楽のチカラ」。被災地をはじめ日本中に歌を通して希望や元気を届けるという。

なかでも目玉コーナーはダンス企画。昨年、事務所の垣根を越えて90人が出演したダンス企画はXのトレンドワードを席巻し、そのほとんどが称賛で埋め尽くされただけに今年への期待も大きい。しかも今年は昨年を上回る100人超が出演し、テーマは「垣根は越えた!今度はバトルだ!」。各芸能事務所、各グループのプライドと意地を懸けた緊張感あふれるガチンコバトルが予定されている。

TBS『音楽の日2024』公式サイトより
 

だからこそ気になるのは「再び“公開処刑”の声があがらないか」。一週前の6日(土)、同じ8時間生放送された大型フェス特番『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)の所属事務所やグループの垣根を越えたコラボ企画で「公開処刑」などのシビアなコメントやネット記事が飛び交う事態が起きていた。

Snow Man・渡辺翔太とTOMORROW×TOGETHER・HUENINGKAIのコラボ企画で、両者の音程やピッチ、発声や声量などのレベル差を指摘する声が続出。日韓のトップアイドルが共演したことで必然的に比較されたのだが、「公開処刑」と書かれた渡辺をフォローする声もあったものの、どちらのファンでもない人々からは厳しい声が目立っていた。

しかし、『THE MUSIC DAY』はあくまで“コラボ”である上に、両者は座って歌唱していたが、今回の『音楽の日2024』は“バトル”を掲げた真剣勝負。さらにダンスは視覚でレベル差が伝わりやすいだけに、より厳しい声があがるリスクを感じさせられる。

放送前から出演グループのファンたちは期待の声をあげているが、今回のダンスバトルには、どんなポイントがあり、どんな未来につながっていくのか。

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