6月28日が「パフェの日」であることは、ご存じの方もいらっしゃると思います。では、なぜ、この日がパフェの日なのか? その意外な理由も、知る人ぞ知る話にはなっています。
しかし! それだけでは終わりません。じつは、この6月28日という日付には、驚かずにはいられない、なんとも不思議な因縁があるのです。甘党も、そうでない方も、ブルーバックスとっておきのスクープをぜひご賞味ください。
パフェの日の由来は、「完全」つながり
きょう、6月28日は日本では「パフェの日」とされていることはご存じですか? あっ、よくご存じで! では、そう決められた理由については、いかがですか?
この質問は本題ではありませんので、さっさと答えを明かしてしまいましょう。
「パフェ」とは、そもそもフランスの料理人が、「完全なデザート」をめざしてつくったものでした。そのためフランス語で「完全な」という意味の 「parfait」(フランス語の発音では「パルフェ」)と名づけられ、その英語読みの「パフェ」が一般に広まりました。
完全なスイーツの記念日なら、完全な日がふさわしい
さて、日本のスイーツ業界が「パフェの日」を定めるにあたり、「完全」に関係のある日にしようということになりました。
そこで選ばれたのが、巨人軍の藤本英雄投手が1950年に日本で初めて完全試合を達成した6月28日だったのです。なるほど~。
……と、ここまではテレビやネットでもときどき話題にされている話で、あの林修先生も知っていました。本題は、ここからです。
ブルーバックス編集部のYはある日、テレビでこのことを知っていたく感心し、翌日、さっそく編集部でこの話をドヤ顔で語りました。
ところが、そのとたん、聞いていた部員Zが、
「えーっ! 信じられない!」
と、驚きの声をあげたのです。これには逆に、Yのほうがびっくりしました。
ここからが本当の問題です。「パフェの日」の由来を聞いた編集部員Zは、なぜ驚いたのでしょうか? 少しのあいだ、考えてみてください。
ヒントは「Zは数学オタク」です。