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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

純資金流入額は1兆9,199億円と過去最高、国際株式型がけん引、国内株式型も増加-2024年7月推計資金流出入

2024-08-06

 ウエルスアドバイザーの独自推計によると、2024年7月の国内公募追加型株式投信(ETF除く)の純資金流出入額は1兆9,199億円の純資金流入となり、14カ月連続の流入超過となった。純資金流入額は前月比24.7%増となり、7カ月連続で1兆円を超えた。確認可能な1997年4月以降で見て、2007年3月の1兆7,342億円を上回り、最高となった。株式型ファンドへの資金流入が目立った。

 ウエルスアドバイザーの大分類別で「国際株式型」は1兆5,312億円の純資金流入となり、49カ月連続の流入超過かつ大分類別でトップとなった。純資金流入額は前月比11.1%増となり、確認可能な1997年4月以降で見て、2カ月連続の最高となった。

 国際株式型をカテゴリー別に見ると、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が8,025億円の純資金流入(前月比25.3%増)となり、10カ月連続で全カテゴリーにおける流入超過額トップ。「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が4,681億円の純資金流入(同13.1%増)で第2位、「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」が1,802億円の純資金流入(同26.2%減)で第3位となった。トップ3は3カ月連続で同じカテゴリーとなった。

 個別ファンドでは、純資金流入額上位25ファンドのうち19ファンド(前月は22ファンド)を国際株式型が占めた。純資金流入額トップ3ファンドは前月と変わらず、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」が2,239億円の純資金流入となり9カ月連続でトップ、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が1,999億円で第2位、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が1,675億円で第3位となった。

 また、SBI岡三アセットマネジメントが17日に設定した「アジア半導体関連フォーカスファンド」(愛称:ライジング・セミコン・アジア)が185億円の純資金流入となり、第21位となった。

図表1:大分類別の純資金流出入額

(図表)大分類別の純資金流出入額

※対象は、国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※2024年7月はウエルスアドバイザー推計値

「国内株式型」の純資金流入額は前月比1,800億円超の増加

 「国内株式型」が1,941億円の純資金流入となり、8カ月連続の純資金流入となった。

 純資金流入額は前月の120億円から1,820億円増加した。カテゴリー別では、「国内大型ブレンド」が935億円の純資金流入(前月比2.4倍)で全カテゴリー中第6位、「国内大型グロース」が733億円の純資金流入(前月は548億円の純資金流出)で同第7位、「国内大型バリュー」が528億円の純資金流入(前月比13.0%増)で同第8位となった。

 個別ファンドでは、今年6月設定の「三井住友DS・ジャパン・ハイ・コンビクション・ストラテジー」が190億円の純資金流入(前月比55.2%増)となり全個別ファンド中で第18位、「日経225ノーロードオープン」が162億円の純資金流入(前月は293億円の純資金流出)となり第25位となった。

 REIT型は純資金流出が続いた。「国内REIT型」は188億円の純資金流出(前月は82億円の純資金流出)、「国際REIT型」は456億円の純資金流出(同154億円の純資金流出)となった。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください


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