ETFのメリット
個人投資家にとって、通常の投資信託でなくETFを購入するメリットはどこにあるのでしょうか。
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売買取引が容易
通常の投信は一日に一回、基準価額が計算され、すべての買付、解約はその一本値をベースにした価額で行われます。これに対してETFは、一般の会社の株式と同様、取引所の取引時間中ならいつでも売買が可能です。売買価格は売りと買いの需給関係によって決まります。従って、基準価額と一致するとは限りません。指値注文もできますから、タイミングを見ながらETFを売買することが出来ます。また、信用取引も利用できます。 -
運用フィーが安い
一般にETFは通常の投資信託よりも運用フィーが安いことをメリットとして打ち出しています。上場投信とインデックス・ファンドについて信託報酬率を比較した表は以下のようになります。ファンド名 日経225 TOPIX インデックスファンド 0.37%(71本) 0.30%(83本) ETF 0.14%(10本) 0.07%(9本) ※2023年7月末時点
※信託報酬等(税抜)は単純平均
※インデックスファンドの区分は、投信協会に基づく -
運用スタイルの一貫性
通常の投資信託では、インデックス・ファンドといえども、解約に備え現金部分が必要です。また、大量の追加設定があると、即座にインデックス構成通りの組入れを行うことが難しい場合もあります。ETFは、解約も追加設定もありませんから、常にインデックス構成通りの運用が出来ます。(超大口の機関投資家には追加設定、解約に応じますが、その場合はキャッシュでなく、指数構成通りの現物株式を受け渡すので、ポートフォリオ構成の一貫性が保たれます)。
なお、2023年9月7日から上場されるアクティブETFはこの限りではありません。