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大曲貴夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大曲貴夫おおまがり のりお
生誕 (1970-07-27) 1970年7月27日(54歳)[1]
日本の旗 佐賀県嬉野市[2]
研究分野 渡航医学
ウイルス学
臨床感染症学
研究機関 国立国際医療研究センター
出身校 佐賀医科大学(現佐賀大学
ロンドン大学
愛知医科大学
主な受賞歴 『第18回ヘルシー・ソサエティ賞 医師部門』(2022年[3] など
プロジェクト:人物伝
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大曲 貴夫(おおまがり のりお)は、日本医師医学者国立国際医療研究センター 副院長、同国際感染症センター長[4]学位博士(医学)愛知医科大学2015年[5])。

長崎大学熱帯医学研究所 臨床感染症学分野 客員教授[6]東北大学大学院医学系研究科 新興・再興感染症学講座 客員教授[7]などの教職にもついている。

人物

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佐賀県酪農を営む両親のもとで生まれ育つ。小学生の頃に病気を患い佐賀医科大学医学部附属病院(現佐賀大学医学部附属病院)で治療を受け、子ども心に「医者になれば両親に心配をかけなくなる」と思うようになった。

佐賀県立武雄青陵高等学校に進学[8]。在学中は柔道部に所属し光武則秋の指導を受けた。そこで教養のある人間になるよう『文武両道』などを教えられる。進路指導の際、官僚を目指すように助言されたが、子供の頃に抱いた医師になる事を選択する。光武との出会いがなければ、流されるままの道を選択していたという。

進学先は、子供の時に医師になる事を思い描いた佐賀医科大学医学部(現佐賀大学医学部)となった。卒業後は、聖路加国際病院研修医として着任。ここでも人生の恩師となる感染症で名高い古川恵一新潟大学医学部卒)の指導を受けることになった。

古川の勧めで米国のThe University of Texas-Houston Medical School 感染症科(現McGovern Medical School)へ留学した。医療環境の違い、人種差別のようなことも経験し[9]、のちに広い視野で物事を見ることで、日本の感染症医療を世界レベルに引き上げることにも繋がった。また古川との出会いで医師像が固まり『診断と治療がしっかりとできる医師』になる事を信念とした。その後は、各所で多くの研究・治療の功績を残した。

現在では感染症有事に対応できる医療人材の育成にも取り組んでおり、指導の際には、光武の教えだった『教養を身につけなさい』も伝えている[10]

略歴

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他には東京都新型コロナウイルス感染症 医療アドバイザー[12]などの要職についた。

所属学会

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など

脚注

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  1. ^ 米倉涼子さんの「気になる医学」。名医に聞く、新型コロナウイルスへの向き合い方”. 家庭画報 (2022年2月17日). 2022年2月17日閲覧。
  2. ^ <重点報道@嬉野市>届けエール!国立国際医療研究センター 国際感染症センター長 大曲貴夫医師(52)人の優しさが自慢 嬉野市塩田町出身”. 佐賀新聞 (2023年9月23日). 2023年9月23日閲覧。
  3. ^ 第18回受賞者”. ヘルシー・ソサエティ賞事務局 (2022年6月2日). 2022年6月2日閲覧。
  4. ^ スタッフ紹介 国際感染症センター”. 国立国際医療研究センター 国際感染症センター (2021年4月28日). 2021年4月28日閲覧。
  5. ^ 平成27年6月 愛知医科大学 博士学位論文”. 愛知医科大学 (2015年6月1日). 2021年4月28日閲覧。
  6. ^ 教室員紹介 熱研内科”. 長崎大学 (2021年4月28日). 2021年4月28日閲覧。
  7. ^ 医学部医学科について”. 東北大学 (2022年4月15日). 2022年4月15日閲覧。
  8. ^ 令和5年度 国際理解教育講演会 本校OB大曲貴夫先生をお招きして”. 佐賀県立武雄高等学校 (2023年11月10日). 2023年11月10日閲覧。
  9. ^ 大曲貴夫(国立国際医療研究センター病院)”. 民間医局 (2019年7月15日). 2019年7月15日閲覧。
  10. ^ 理想の医師像を追い求め、教養を深めることにこだわり続ける 大曲 貴夫 先生(国立国際医療研究センター病院)のストーリー”. メディカルノート (2019年8月22日). 2019年8月22日閲覧。
  11. ^ 新体制の対策推進会議にNCGM大曲氏ら”. 医療維新 | m3.com. 2023年8月25日閲覧。
  12. ^ 都における新型コロナウイルス感染症に関する専門家の支援”. 東京都福祉保健局 (2020年7月28日). 2021年4月28日閲覧。

外部リンク

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