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日本写真論 

日本写真論 

近代と格闘した三巨人

日高 優

日本に固有の写真芸術はあるのか?――西洋で流行していた「絵画主義(ピクトリアリズム)」という表現と技術の習得が求められていく中で、写真という技法の恐るべき単純さに気づき、ただひたすらにその単純さを極めようとする者たちが現れた。その系譜に位置づけられるのが、本書が取り上げる三人の巨人――木村伊兵衛(1901-74年)、土門拳(1909-90年)、濱谷浩(1915-99年)にほかならない。写真の単純さとは「物が在って、それが写真に写る」という事実である。この事実にこそ忠実であろうとした三人が、いかにして写真と出会い、その本質に気づき、それぞれの手法で、それぞれの対象を通して、どこに向かって歩んでいったのか。その軌跡を、本書はただ愚直に、ただ単純に追求していく。

定価2420円(税込)

ISBN9784065361528

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