この一年を振り返りながら、2023年も「FRaU SDGs AWARD」を実施。よりよい社会、地球を目指す素晴らしい事例のなかから、みなさんにもっともっと知って欲しいアクションを顕彰。アワードに輝いた7つの取り組みと、ノミネート企画をご紹介します。
「FRaU SDGs AWARD」とは
2018年、女性誌として日本で初めて一冊丸ごとSDGsを特集した号を刊行して以来、 FRaUは国内外の数々の事例を発信してきました。「FRaU SDGs AWARD」では、1年間にご紹介した取り組みから、特に高く評価するアクションを顕彰。顕彰とは、隠れた善行や功績を世間に知らせて表彰すること。そのSDGs的意義を多くの人に伝えることで、SDGsに対する理解の促進を目指します。
>入賞・ノミネートされた記事は、こちらよりお読みいただけます!
「平和を“つくる”とは、どういうことか。」
受賞:瀬谷ルミ子(認定NPO法人REALs理事長)
掲載:FRaU8月号「FRaU SDGs 平和を、つくる。」(2023年6月発売)
紛争地に平和を取り戻す武装解除や紛争予防の専門家として世界各地で活動する瀬谷ルミ子さん。現在も自ら各国に赴いて、民族共存や争い防止のためのノウハウを教えるとともに、生活基盤を整えるための起業支援など、さまざまな仕組みづくりを行っている。また、当事国の人々にとって本当に望ましい平和とは何かを、彼ら自身で見出して築き、恒常的にブラッシュアップし続けるために重要な、地域のリーダーの育成にも力を注いでいる。
「安全安心な明日の暮らしのために、セブン&アイグループができること。」
受賞:セブン&アイ・ホールディングス
掲載:FRaU SDGs MOOK「まいにちの、防災手帖。」(2023年8月発売)
災害発生時における社会インフラとしての機能を強化しているセブン&アイグループ。東日本大震災時の被災経験から学び、今に活かしている対策を聞いた。また、近年発生している自然災害の教訓をもとに災害対策システム「セブンVIEW」を確立。全国各地に2万1000以上もの店舗を持つからこそ、最新技術を駆使し、地域のライフラインを守るための防災拠点として災害に備えている。
「『日本が改善すべき点は300』世界から日本が『人権状況改善』を指摘された理由」
受賞:福田和子(#なんでないの プロジェクト代表)
掲載:FRaU web
2023年1月にジュネーブの国連本部にて行われた、国連人権理事会における「UPR(普遍的・定期的検査)」。ここで日本は115ヵ国から300もの改善すべき点を勧告された。人権問題への多岐に渡る勧告について、日本でのSRHR(性と生殖に関する健康と権利)の重要性を伝え続け、日本代表として世界会議に多く参加する「#なんでないの プロジェクト」の福田和子さんが解説。