Enterprise Grid のワークスペース間でチャンネルを移動する

Enterprise Grid オーガナイゼーションでは、変化や成長に応じて OrG のオーナー/管理者やワークスペースのオーナー/管理者がチャンネルをワークスペース間で移動することができます。大きなワークスペースを分割したり、チャンネルを適切なワークスペースに転属させたりする時などに便利です。 


使い方

チャンネルを移動すると、そのチャンネルにあるメッセージ(スレッドや絵文字リアクション含む)、ファイル、ピン留めしたアイテム、カスタム保存ポリシー、チャンネルのトピックや説明を含むすべてが Slack によって自動的に移動されます。 移動を始める前に、次の詳細を確認してください。


チャンネルを移動できるメンバー

  • OrG オーナーと OrG 管理者は、チャンネルを任意のワークスペースに移動できます。ただし、チャンネルの元のワークスペースの管理者権限も持っている必要があります。 
  • ワークスペースのオーナーとワークスペースの管理者は、チャンネルの移動元と移動先のワークスペースの管理者権限を持っている必要があります。


注意点

  • アプリとカスタムボット
    アプリやカスタムボットは、チャンネルの移動後に再インストールが必要になります。
  • チャンネルのメンバーシップとアクセス
    メンバーは、移動先のワークスペースにまだ参加していない場合、チャンネルにアクセスできなくなります。混乱を避けるために、チャンネルを移動する前に、メンバーとゲストを必ず新しいワークスペースに追加することをおすすめします。
  • 移動できないチャンネル
    マルチワークスペースチャンネル#general チャンネルアーカイブしたチャンネル、メンバーのいないプライベートチャンネルは移動できません。
  • プライベートチャンネル 
    プライベートチャンネルは移動できるため、ワークスペースのオーナーはそのチャンネルのメンバーでなくてもプライベートチャンネルを検索して見つけることができます。ただし、ワークスペースのオーナーはプライベートチャンネルのコンテンツや参加メンバーを確認できません。
  • ワークフロー
    ワークフローは、チャンネルを移動しても移動しません。ワークフローは、元のワークスペースから公開を停止する必要があります。その後、オプションとして、目的のワークスペースにダウンロードしてインポートします。

注 : プライベートチャンネルは、チャンネル名と検索キーワードが完全に一致した場合のみ、検索結果に表示されます。このため、別の新しいワークスペースに移動するプライベートチャンネルの名前をメンバーに聞くことをおすすめします。


別のワークスペースにチャンネルを移動する

OrG 内でチャンネルを別のワークスペースに移動するには、チャンネルを手動で選択する方法とリストをアップロードする方法があります。
 

チャンネルをマニュアルで選択

チャンネルリストをアップロード

  1. チャンネルを移動するページ(my.slack.com/admin/channels)を開きます。
  2. チャンネル名の左側にあるチェックボックスをクリックして、チャンネルを選択します。
  3. 「選択内容を表示する」をクリックして確認してから、「移動先...」をクリックします。
  4. ワークスペースをクリックしてチャンネルの移動先を選択します。
  5. 選択を確認します。変更が必要な場合は、 キャンセルアイコンをクリックします。
  6. 「移動を確認する」をクリックします。再度、移動を確認するメッセージが表示されるので、それを承認して終了します。 

移動が完了したら通知でお知らせします。 🚚
  1. チャンネルを移動するページ(my.slack.com/admin/channels)を開きます。
  2. 「CSV から選択」をクリックします。
  3. 「テンプレートをダウンロード」をクリックし、表示される手順に従います。「チャンネルの一覧をダウンロード」を選択して、ワークスペースのすべてのパブリックチャンネルを確認することもできます(プライベートチャンネルと共有されたチャンネルは含まれません)。 
  4. CSV ファイルをドラッグ&ドロップするか、またはコンピューターからファイルを選択して、移動したいチャンネルのリストをアップロードします。
  5. 「選択内容を表示する」をクリックして確認してから、「移動先...」をクリックします。
  6. 選択を確認します。変更が必要な場合は、 キャンセルアイコンをクリックします。
  7. 「移動を確認する」をクリックします。再度、移動を確認するメッセージが表示されるので、それを承認して終了します。 

移動が完了したら通知でお知らせします。 🚚

Tip : Enterprise Grid プランでは、OrG プライマリーオーナーに加え、権限のあるすべてのオーナーと管理者は、チャンネル管理ツールを使用してワークスペース間でチャンネルを移動できます。


移動後に予想されること

OrG 内でチャンネルを移動しても、メンバーはシームレスにチャンネルを使い続けることができます。チャンネルの移動については、Slackbot がチャンネルのメンバーに送るダイレクトメッセージで次の追加情報を伝えます。

  • チャンネルがどのワークスペースに移動したか (非公開のワークスペース名を除く)。
  • 移動を行った管理者が追加した情報 (ワークスペースへのアクセスが必要になった時に誰に連絡すればいいか、など)。 

注 :チャンネルを別のワークスペースに移動すると、そのチャンネルのアナリティクスは Slack アナリティクスダッシュボードでリセットされます。

誰がこの機能を利用できますか?
  • ワークスペースのオーナーおよび管理者OrG のオーナーおよび管理者 
  • Enterprise Grid プラン