月間ルーキー賞2018年7月期 受賞作発表 ブロンズルーキー賞5本!キャラクターの導入は〇!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
大変読みやすく、人間と悪魔の逆転した関係性、掛け合いが面白かったです。逆に、2人だけの会話でずっと進むので、3話目までくると、飽きてしまう印象もありました。少しネタを絞って、一本一本をさらに短く、その分、回を重ねるごとに新しいキャラクターを出して、さらに萌えるよう2人の関係性や画面に変化を作っていけると良いと思います。次回作を楽しみにしております。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
POPな絵柄と、物語の導入のテンポの良さが光る、丁寧な漫画でした。ジャンルとしてのゾンビものは、量産されすぎている印象ですが、ゾンビではない主人公への、ゾンビの恋心は新鮮で、新たな読み味を生むキャラ配置でした。生き生きとしたキャラ描写が武器の作家さん。是非、沢山の読者に届くコメディを描いて欲しいです。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
テンポの良いギャグがとても面白く、全体的にゆるくて可愛いデザインも含めてセンスとオリジナリティーを感じます。ストーリーも見せ場がたくさんあり読み応えがありましたが、1本の読切としてはキャラクターや要素が多く感じました。読者に一番見せたいものを決めて、それ以外は少し削るように意識してみてください。次回作を楽しみにしております。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
柔らかい空気感が魅力の、可愛い主人公のキャラの好感度が高い漫画。絵柄のキャッチーさと相まって、百合というテーマでも、沢山の読者に刺さりそうな、間口の広い漫画になっていました。描けるキャラのパターンを増やして、何度でも会いたい、何度も読みたいキャラ達を生み出していって欲しい作家さんです。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング1位
編集部コメント
縦読みを意識した構成が素晴らしく、鮮やかなフルカラーで非常に楽しめました。物語もしっかりと練られていて編集部でも評価が高い作品でした。ただし、企画のメインとなっている「神仙」になればどうなるのか、「神仙」とはどういう存在なのかが不明瞭でした。そのため主人公に感情移入しづらくなっています。読者に共感を得やすい目標を設定し、見せ方を工夫すると更に作品が良くなると思います。
月間ルーキー賞ランキング2位
編集部コメント
センスが抜群でした。だからこそ、作品として読者が好きになってくれる「パッケージ」が無いことが大変惜しいと感じました。主人公を作るとか、テーマを絞るなど、「企画」の枠の中でこの抜群のセンスを発揮した作品を今度は読んでみたいです。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
「極主夫道」のような、ギャップから生まれる主人公のキャラクター作りがうまかったです。しかし、商業誌で連載するためには、一歩足りていないように感じました。それは、主人公の魅力です。読者が心から憧れたり、より好きになれるポイントを設定に入れ込んでおくと、さらにレベルアップできると思います。
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
バカバカしい事を大真面目にやるWEB漫画らしい作品でした。その点は全く問題ないのですが、バカバカしい分作品の勢い・パワー・キャラクターの魅力・絵力など何かしらの強い魅力が要求される作品であり、そこから考えると「今一歩物足りない」という評価でした。自分の武器を見つけて突き抜けるほど磨き上げた作品を期待しています。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
人間と魔族、異獣という複数の要素を出しながら、読者を混乱させないように丁寧に物語を進められていました。ただ、キャラの立ち姿など絵が固い部分があり、まだまだ伸び代があると感じます。1枚絵としての上手さはもちろん、マンガとしての動きのある絵が表現できるよう、努力してみてください。本作の完成、次回作にも期待しております。
編集部からの総評
ブロンズルーキー賞5本!キャラクターの導入は〇! 全体的にレベルの高い作品が多く、シルバールーキー賞以上は出ませんでしたが、ブロンズルーキー賞5本選出という豊作の回になりました。今回は特に読みやすい作品と、キャラクターでしっかり導入を作ろうとしている作品が多かったように思います。一方でストーリー面での面白さは物足りず、だからこそ、第一印象を超えてくるような成長、変化の面白さを見せてくれた主人公がいなかったように思います。どんな展開をぶつければ、主人公の魅力がさらに深堀りされるのか、たくさんのアイデアを出し粘ってみてください。皆さんの成長と次回作を楽しみにしております。
編集部コメント
ネガティブな主人公・野宮さんのエピソードや心理描写が秀逸でした。ラブコメではあるものの、人間ドラマを感じる作品でした。
今後、ストーリーがさらに積み重なった時に生まれる物語もぜひ読んでみたいと思わされました。