一族を皆殺しにされた復讐の為、何人もの仇を殺してきた神農族の末裔・君影。 無辜の人々を襲うことはしなかったが、世間の人々から無差別、無慈悲に殺戮を繰り返す残忍な彼岸花として恐れられ常に命を狙われていた。それもそのはず、彼女を取り巻く人物は皆あらゆる陰謀を企てていたのだ。そんな中、彼女は同じく一族を滅亡に追いやられた風随月に出会う。彼の人柄に触れるたび、次第に心を開いていく君影。ある日、二人は各々の目的の為に青羽門を訪れたが、そこはなんとも奇妙な所で…? 思惑、策略が複雑に絡み合う中、果たして君影は風随月と共に、真相に迫り、長年の思いに決着をつけることができるのか?
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