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明日9月5日(木)《第641回定期演奏09041.jpg会》では、欧州で注目を浴びる鬼才マクシム・エメリャニチェフがシューベルトの交響曲第8番「グレイト」などを指揮し、読響初登場を果たします(写真、左から作曲家スルンカ、エメリャニチェフ、エスファハニ)。

ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響などを指揮し、独創的な音楽作りで高い評価を得ている鬼才エメリャニチェフが、録音でも話題となったシューベルト「グレイト」を指揮し、スピード感あふれる快活なリズム、鮮烈なサウンドを築くでしょう。

前半には、チェンバロ界に旋風を巻き起こす“革命児”マハン・エスファハニが登場し、チェコの現代作曲家ミロスラフ・スルンカ(1975-)によるチェンバロ協奏曲「スタンドスティル」を日本初演します。弦楽器奏者が「ゆで卵カッター」を用いて不思議な響きを作る中、独奏チェンバロは目まぐるしい動きで縦横無尽に駆け抜け、衝撃のラストへと突き進みます。どうぞ、ご注目ください。

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「ぶらあぼ」でのエスファハニ氏のインタビュー
音楽評論家・澤谷夏樹氏による寄稿/チェンバロ協奏曲の「終着駅」– スルンカの作品世界

チケットは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時)及び 読響チケットWEBで発売中です。

当日券は、18時から販売します。また、学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も18時から配布します。皆様のご来場をお待ちしております。

第641回定期演奏会

2024年9月 5日〈木〉 サントリーホール

指揮=マクシム・エメリャニチェフ
チェンバロ=マハン・エスファハニ

メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」作品26
スルンカ:チェンバロ協奏曲(日本初演)
シューベルト:交響曲第8番 ハ長調 D944「グレイト」

【読響みなとみらい】ゼロチケバナー800×800.jpg11月27日(水)19時から横浜みなとみらいホールにて「読響みなとみらいスペシャル《藤岡幸夫×清塚信也》」(主催:日本テレビ)を開催します。

ジャンルの垣根を超えて活躍している人気ピアニストの清塚信也がラフマニノフの傑作、ピアノ協奏曲第2番で共演します。美しくロマンティックな旋律を繊細かつ力強いタッチで弾き、会場を熱くさせるでしょう。ご期待ください。

熱くエネルギッシュな音楽作りで活躍する藤岡幸夫は、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」などを指揮します。「花のワルツ」「トレパック」「あし笛の踊り」などの名曲から躍動するリズムを引き出し、華麗なサウンドを響かせるでしょう。

演奏会の冒頭には、藤岡と清塚によるトーク・コーナーもあります。ユーモアあふれる二人による音楽談義も、どうぞお楽しみください。

チケットは、9月28日(土)12時から一般発売します。現在、日テレゼロチケ最速先行(抽選)を受付中(9月8日まで)です。なお、読響チケットセンターでの同公演のチケットの取り扱いはございません。
【詳細】https://l-tike.com/ntvzero/event/20241127_yomikyo.html

読響みなとみらいスペシャル《藤岡幸夫×清塚信也》

2024年11月27日〈水〉 横浜みなとみらいホール

指揮=藤岡幸夫
ピアノ=清塚信也

藤岡&清塚のトーク
チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

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コンサートマスターの長原幸太が、9月30日付で退団します。2014年10月にコンサートマスターとして入団し、10年にわたって活躍しました。

9月28日、29日の《土曜・日曜マチネーシリーズ》が、最終ステージになります。

■長原氏からの退団のご挨拶

2014年10月に読響のコンサートマスターに就任してあっという間に10年が過ぎました。カンブルランとヴァイグレの二人の常任指揮者をはじめ、スクロヴァチェフスキ、テミルカーノフ、ロジェストヴェンスキー、マイスター、ヴァルチュハ、小林研一郎、尾高忠明、山田和樹、鈴木優人の各氏ら数々の素晴らしい指揮者と共演することができ、私の音楽人生を豊かなものにしていただきました。

私にとって最大の財産は、何よりも読響メンバーとの出会いです。定期演奏会などの主催公演だけでなく、全てのコンサートにおいて全力で能動的に音楽を表現するオーケストラは、とても稀有な存在だと思います。読響は世界に誇る「音楽バカ」の集まりです! そんな読響を熱心に応援してくださるお客様は大変心強い存在です。温かなお客様に囲まれて読響の一員として10年間演奏できたことを誇りに思います。またサポートしてくださった事務局の方たちの努力にも本当に感謝しています。

私は退団した後も、心の中で読響を愛し、一人の音楽家として歩んでいきます。そして読響が、今後も唯一無二の優れたオーケストラとして、更に発展していくことと信じています。10年間、数々の素晴らしい体験と思い出をありがとうございました。これまで出会った全ての方々に感謝申し上げます。

2024年9月 長原幸太

明日8月31日(土)15時30分から福202400604.jpg島県白河市の白河文化交流館コミネスにて「読響《喜びのベートーヴェン》/皇帝&交響曲第7番」公演(主催:白河文化交流館コミネス)を開催します。
【詳細】http://cominess.jp/event/38217

2016年に開館した白河文化交流館コミネスに、読響が初登場。“新時代のシューリヒト”と呼ばれる新鋭・松本宗利音が指揮し、「プロメテウスの創造物」序曲、交響曲第7番など“オール・ベートーヴェン・プログラム”を披露。松本は、躍動するリズムと力強いサウンドを引き出し、コミネスに華麗なサウンドを響かせるでしょう。

前半には、日本を代表するピアニストの仲道郁代が登場。得意としているベートーヴェン作品から、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」を弾き、瑞々しい音色と華麗なテクニックで、会場を魅了します。

当日券(S席7,000円、A席6,000円、U29 2,000円)は、朝9時から会場で販売します。
インターネット https://yyk1.ka-ruku.com/cominess-s/showList でもご購入いただけます。

《喜びのベートーヴェン》「皇帝」&交響曲第7番 白河公演

2024年8月31日〈土〉

会場=白河文化交流館コミネス

指揮=松本宗利音
ピアノ=仲道郁代

ベートーヴェン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92

【公演詳細ページ】
http://cominess.jp/event/38217

【お申込み】
コミネス オンライン予約システム
白河文化交流館コミネスでの窓口販売


【お問い合わせ】

白河文化交流館コミネス TEL:0248-23-5300

音楽評論家の澤谷夏樹さんに、9月5日(木)《第641回定期演奏会》で日本初演するスルンカのチェンバロ協奏曲「スタンドスティル」について、特徴や聴きどころなどをご寄稿いただきました。

    ◇    ◇    ◇

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チェンバロ協奏曲の「終着駅」– スルンカの作品世界 澤谷夏樹

ゆで卵カッター? プラ下敷き? 張り手に肘打ちに図形楽譜!?
奇想天外な音楽の先にある、大真面目な「スタンドスティル(最終地点)」とは

◆チェンバロ協奏曲は1717年生まれ
 
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750)は、フランスの音楽家ルイ・マルシャン(1669〜1732)との“鍵盤試合”に備え、とっておきの「切り札」を用意していた。マルシャンが逃げ出したことにより、1717年の試合そのものは立ち消えになるも、その「切り札」はかろうじて生き残る。バッハがこの作品を改訂し、1721年、第5番として《ブランデンブルク協奏曲》に組み入れたからだ。
 チェンバロ協奏曲、もっと言うと鍵盤楽器のための協奏曲は、“鍵盤試合”をきっかけにバッハが生み出した、新しいジャンルだった。その後、ヘンデルやバッハの息子たち、ハイドンらが同ジャンルに作品を残す。モーツァルトのころになるとピアノ協奏曲が優勢になることは、ご案内の通り。
 チェンバロ協奏曲が息を吹き返すのは20世紀の初め、いわゆるモダン・チェンバロ(金属フレームに撥弦機構を搭載したキメラ楽器)の発明によるところが大きい。その音色を聴き、同時代の作曲家、たとえばファリャやミヨー、プーランクらが競って作品を残した。
 楽器としてのチェンバロは、20世紀後半の古楽運動と軌を一つにして、18世紀以前の姿を取り戻す。博物館などに残るオリジナル楽器に範をとり、製作を試みるチェンバロ・ビルダーが登場した。この復元楽器は、必ずしもモダン・オーケストラと相性が良いわけではないので、両者を協奏させる作品は今日、20世紀の初めほどは世に出ていない。

◆スルンカとオペラ〈南極〉
 
 そんな状況の中、ミロスラフ・スルンカ(1975〜)が2022年、チェンバロ協奏曲を書き上げた。その次第を見る前に、この作曲家について少し“探り”を入れておこう。2004年ごろから創作活動を本格化させたスルンカは、2016年に書いた歌劇〈南極〉で、世界にその名を轟かせる。
 〈南極〉は仕掛けの利いたオペラだ。歌劇はアムンゼンとスコットの南極先着競争を描き出す。ステージではノルウェー隊とイギリス隊の言行が同時進行する。小説であれば、順次、両者に触れることはできるが、場面を同時に描くことはできない。絵画であれば、ある一瞬を同時に描き出すことはできるが、場面を進行させられない。音楽であれば、両者を同時進行させた上で、反目させたり調和させたりすることができる。

BW_KIK03454_mid-res-c-Kaupo-Kikkas-452x678.jpg◆チェンバロの秘める「時間性」

 スルンカは、こうした音楽の特殊な「時間性」につねに着目してきた。その目をチェンバロにも向ける。チェンバロにおいては「音の高さと長さが前面に出る」。「その響きは音色と音量の点で、いかなる変化も実現できない」。「チェンバロの発音機構は0か1かでデジタル的である」。作曲家はこう考えた。
 ギターのように弦をはじいて発音するチェンバロは、音の減衰が速い(音を保続する時間が短い)。鍵盤を強く押そうが優しく撫でようが、音量や音色は変化しない(音量・音色の漸次変化は可能だが、ピアノとは実現方法が違う)。だから作曲家の言う通り、「音の高さと長さ」が剥き出しで表に出る。
 スルンカは協奏曲の独奏楽器として、二段の手鍵盤を備えたチェンバロを指定している。この手の楽器はふつう、独立した3セットの弦列、つまり記譜通りの音高のセットを2列と、記譜よりもオクターヴ高いセットを1列持つ。
 それらを二段の鍵盤と連動させたりさせなかったりすることで、使用する弦列の組み合わせを変え、さまざまな音色を出すことができる(さらに言うと、弦列と鍵盤の連動をすべて解けば、鍵盤をいくら操作しても弦の音はしない。鍵盤の上下する動作音がするのみ)。鍵盤も弦列も独立しているので、仮に両手で同じ音域を弾いたとしても、左右の手を上下の鍵盤に分けて置いていれば、指をぶつけることもないし、旋律を歯抜けにすることもない。つまり、〈南極〉で作曲家が試みた「同時進行」を、チェンバロならば突き詰めることができる。

◆作曲家のアイデアと意図

 そこでスルンカは、チェンバロとオーケストラの各楽器を、音の保続時間の長短で整理しなおすことにした。チェンバロやパーカッションは短い音を出す。管楽器やピアノはそれよりは長い音(と短い音)を出せるだろう。弦楽器やアコーディオンは、管楽器と違って肺活量の制限がないから、音を延々と引き伸ばすことができる(し、短い音とそれよりは長い音も出せる)。

 このように楽器編成を「音の保続時間の長短で整理」し、音楽制作の柱とするアイデアは、必ずしも珍しいものではない。シュトックハウゼンは1977年の雅楽曲〈リヒト – 歴年〉で、「1977年」の一十百千の各位と、雅楽器各パートの音の保続時間とを結びつけた。一の位には楽箏や琵琶(いずれも撥弦楽器)、十の位には篳篥(息が短い)、百の位には龍笛(篳篥よりは息が長い)、千の位には笙(吹いても吸っても音が出る)といった具合に。
 雅楽には雅楽の楽器の扱いがある。シュトックハウゼンはその歴史や慣習を、なにくわぬ顔で打ち破ってしまった(だから当時、反発が大きかった)。スルンカもまた、チェンバロの歴史的・慣習的な扱いを超え出ることを、ひとつの目標にしているようにも見える。「スタンドスティル」(「停止」「行き詰まり」の意)なる副題には、そんなチェンバロの「行き詰まり=最終地点」を示そうとする、作曲家の並々ならぬ意欲が感じられる。
 事実、協奏曲の最終局面でチェンバロは、機構上の“極北”に到達してしまう。その様子については、演奏会場で実際に“聴いて”いただきたい。それは、チェンバロ奏者にとっても、私たち聴き手にとっても、ひとつの“おかしな体験”となるはずだ。

◆さまざまな工夫

 アイデア自体は興味深いが、それだけで作品全体ができるほど、音楽制作は甘くない(と愚考する)。そこで作曲家はさまざまな工夫を凝らす。上行音型と下行音型との相剋で音楽を前に進めるのもそうだ。不確定の楽譜(五線を基礎に置いた図形楽譜)を導入するのもひとつの手。張り手や肘打ちのようなチェンバロ奏法もある。特殊な(いや、むしろ日常的な)楽器を使うこともサウンドに弾力を与える。「ゆで卵カッター」や「プラスチック下敷き」が舞台上に見え隠れするのだ。どんな音かは聴いてのお楽しみとしよう。

ヴァイグレ2(c)読響.jpg来年3月12日(水)と15日(土)の公演で演奏するベルクの歌劇「ヴォツェック」(演奏会形式)について、事前に理解を深めていただこうと、常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレが、10月4日(金)に日本アルバン・ベルク協会の主催の講演会に登壇します。なお、2025年はアルバン・ベルク生誕140年、同協会創立40周年の記念の年です。皆様のご来場、お待ちしております。

【日時】2024年10月4日(金) 19時開始
【会場】あうるすぽっと(東池袋)会議室B
【登壇者】セバスティアン・ヴァイグレ(読売日本交響楽団常任指揮者)、長木誠司(日本アルバン・ベルク協会専務理事)
【通訳】蔵原順子
【会費】ベルク協会会員:無料 読響会員:1,500円 一般:2,000円
【お申し込み】日本アルバン・ベルク協会のメールアドレス abergアットkch.biglobe.ne.jp(担当:荒地)までお申し込みください。受付は、8月27日(火)午前10時から9月末日まで(定員に達し次第締切)。メールにはご氏名(ご所属)、メールアドレス、当日連絡できる電話番号、をご記入の上、お申し込みください。読響会員の方は当日会員証のご提示をお願いします。詳しくは、日本アルバン・ベルク協会のホームページをご覧ください。
【日本アルバン・ベルク協会HP】http://www.albanberg.jp/

◆3月のベルク/歌劇「ヴォツェック」(演奏会形式)公演の情報は以下をご覧ください。
2025年3月12日(水)《第646回定期演奏会
2025年3月15日(土)《第680回名曲シリーズ
※両公演のチケット(1回券)の発売は、10月上旬を予定しています。詳細発表までお待ちください。

daiku2024.png12月19日(木)にフェスティバルホールで開催する《第40回大阪定期演奏会》のチケット(1回券)を、8月31日(土)から一般発売/8月28日(水)から読響会員優先発売します。

バイエルン国立歌劇場など欧州の歌劇場で活躍し、現在カッセル歌劇場の音楽総監督を務めているイタリアの名匠フランチェスコ・アンジェリコが指揮台に上がり、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」を振り、鮮烈なサウンドを響かせるでしょう。

ウィーン国立歌劇場などで歌う中村恵理(ソプラノ)、読響と数々の名演奏を築いてきた清水華澄(メゾ・ソプラノ)、ジュネーヴ歌劇場などで活躍するジュスティ(テノール)、バイロイト音楽祭などで歌う世界的巨匠のシリンス(バス)の4人の実力派歌手陣と日本を代表するプロ合唱団の新国立劇場合唱団が共演し、“歓喜の歌”を高らかに響かせます。


チケットのお申し込みは、読響チケットセンター 0570-00-4390(10時~18時・年中無休)へお電話いただくか、読響チケットWEB でもお買い求めいただけます。

第40回大阪定期演奏会

2024年12月19日〈木〉 フェスティバルホール(大阪)

指揮=フランチェスコ・アンジェリコ
ソプラノ=中村恵理
メゾ・ソプラノ=清水華澄
テノール=ダヴィデ・ジュスティ
バス=エギルス・シリンス
合唱=新国立劇場合唱団(合唱指揮=水戸博之)

ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」

0725.jpg明日8月24日(土)と25日(日)各14時から東京芸術劇場コンサートホールにて第269回土曜・日曜マチネーシリーズ」を開催します。

84歳を迎え円熟を深める世界的指揮者の小林研一郎(特別客演指揮者)が登場し、ムソルグスキー(ラヴェル編)の「展覧会の絵」など3つの名曲で、渾身のタクトを振ります。名匠が生み出す輝かしいサウンドにご期待ください。

2021年にショパン国際コンクールの最年少ファイナリストとなり、国際的に大きな注目を浴びた新星ピアニストのエヴァ・ゲヴォルギヤンが共演します。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾き、ドラマティックな演奏で会場を沸かすことでしょう。

両日ともチケットは完売となっていましたが、関係者席などを整理し、当日券を各日13時から販売します。学生券(2,000円/25歳以下/要学生証)の整理券も13時から配布します。

皆様のご来場をお待ちしております。

第269回土曜マチネーシリーズ

2024年8月24日〈土〉 東京芸術劇場

指揮=小林研一郎
ピアノ=エヴァ・ゲヴォルギヤン

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」

第269回日曜マチネーシリーズ

2024年8月25日〈日〉 東京芸術劇場

指揮=小林研一郎
ピアノ=エヴァ・ゲヴォルギヤン

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」

art_dl_image3_276(C)Ayustet - コピー.jpg明日8月21日(水)深夜26時35分(18日の午前2時35分)からの日本テレビの番組「読売日本交響楽団 粗品と絶品クラシック」では、今年7月3日に東京オペラシティ・コンサートホールで行われた公開収録から、熊倉優指揮、阪田知樹の独奏によるベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番の模様を放映します。

日本とドイツを拠点に国際的に活躍しているピアニストの阪田知樹が、若きベートーヴェンの瑞々しい感性が表れているピアノ協奏曲第2番で共演。オーケストラと対話を繰り返すように演奏し、豊かな音楽性を披露しました。指揮は、今回読響初登場となった熊倉優。ドイツのハノーファー州立歌劇場の第2カペルマイスターを務める俊英が、読響から引き締まった響きを引き出しました。

番組ナビゲーターは、人気お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品。クラシック音楽に造詣が深く、自ら作曲を手掛けるなど、芸人とアーティストの狭間で創造の領域を広げています。阪田と粗品による軽妙なトークもお楽しみください。

日本テレビ「読響 粗品と絶品クラシック」ホームページ:https://www.ntv.co.jp/yomikyo-classic/

同放送は、BS日テレでも8月31日(土)午前7時から放送される予定です。また、TVerの配信でもご覧いただけます。