ボッチャ

パリパラリンピック2024・ボッチャのニュース、日程、注目選手、会場などの情報をお伝えします。

競技紹介

「地上のカーリング」とも呼ばれる競技で、重度の脳性まひ、または同程度の四肢機能障害者のために欧州で考案された。

競技はバドミントンと同程度の広さのコートで行う。先攻がジャックボールと呼ばれる白いボール(目標球)を投げ、続いて先攻が赤、後攻が青のボールを6個ずつ投げたり転がしたり蹴ったりして、いかに多くのボールをジャックボールに近づけるかを争う。障害のため手で投げられない選手はランプと呼ばれる滑り台に似た勾配具を使える。方向や距離を推測し、ランプの角度や高さをアシスタントに指示しボールを転がすが、アシスタントはコートに背を向けなければならず、選手への助言もできない。選手が目標球の位置を決められるほか、試合の途中でも自分のボールを当てることで目標球の位置を変えられる。2手、3手先を読む緻密な戦略や繊細な技術、駆け引きに見応えがある。

選手の持つ障害の種類や程度によって四つ(BC1~4)のクラスに分かれ、個人戦(1人)、ペア戦(2人)、チーム戦(3人)を実施。東京大会の個人戦は男女共通だったが、パリ大会では男女別で行われる。

日本代表チームの愛称は「火ノ玉ジャパン」。2008年北京大会から参加し、16年リオデジャネイロ大会のチーム戦で初のメダル(銀)を獲得した。21年東京大会では個人戦で杉村英孝(TOKIOインカラミ)が金メダルに輝き、得意技の「スギムライジング」が21年の新語・流行語大賞でトップテン入り。競技の認知度が飛躍的に高まる機会となった。パリでもBC2男子個人の金メダル争いが杉村と広瀬隆喜(西尾レントオール)で繰り広げられる可能性は十分。BC4個人では男子の内田峻介(大体大)も注目される。

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東京大会の競技別金メダルランキング

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日本パラリンピック委員会による

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