パリオリンピック2024・近代五種のニュース、日程、注目選手、会場などの情報をお伝えします。
近代五輪の父と言われるクーベルタン男爵の提唱で始まり、1912年ストックホルム五輪から実施されている。近代の軍人が備えておくべき資質としてフェンシング、水泳、馬術、射撃、ランニングを組み合わせた。欧州ではキング・オブ・スポーツとも称される。パリ五輪を最後に馬術が除外され、TBSテレビ番組「SASUKE」に似た障害物レースが加わる。
一人の選手が異なる4種目(射撃とランは複合)を1日にこなすため、各種目の技術だけでなく集中力や持久力も求められる。種目によって選手にも得意不得意があり、どこでポイントを伸ばして上位に入るかという戦略にも個性が出る。日本では練習環境が整っておらず、トップ選手の多くは自衛隊体育学校か警察所属。高校卒業後に他競技から転向して始める選手が多い。
準決勝と決勝の会場となるベルサイユ宮殿にも注目。
男女各36人が出場。全選手総当たりのフェンシング・ランキングラウンドを行ったあと、18人ずつ2組に分けて馬術、勝ち抜き戦のフェンシング・ボーナスラウンド、水泳、射撃・ランを行う準決勝を実施。各組上位9人が決勝に進み、再び4種目を行って順位を決める。
馬術は障害飛越、水泳は200メートル自由形で争われ、射撃・ランは3000メートルの長距離走のランの間に射撃を4度行う
IOC公式サイトによる