2022年海外の主なニュース

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1月

《1》米英仏中露「核戦争せず」

 米英仏中露の5核保有国は3日、核戦争の防止と核軍拡競争の回避が最も重要な責任だと宣言する共同声明を発表した。

発表! 2022年海外の10大ニュース

《2》トンガで大規模噴火

 南太平洋の島国・トンガの海底で15日、大規模な火山噴火が起きた。日本の気象庁は16日、鹿児島県の奄美群島などに津波警報を出した。

2月

《3》台湾、福島県産食品の禁輸解除

 台湾の行政院(内閣)は8日、2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて続けてきた福島、茨城、千葉、栃木、群馬の5県産食品の輸入禁止措置を解除すると発表した。21日に解除した。

ウクライナ東部ドネツク州を進軍する親露派武装集団の戦車(ロイター)
ウクライナ東部ドネツク州を進軍する親露派武装集団の戦車(ロイター)
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(ロイター)
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(ロイター)

《4》ロシア、ウクライナ侵略開始

 プーチン露大統領は24日、ウクライナでの「特殊軍事作戦」を表明し、ウクライナ侵略が始まった。日米欧は非難し、国連総会緊急特別会合が露軍の即時撤退を求める決議を採択した。先進7か国(G7)も露産石油の輸入禁止などの制裁を科したが、プーチン氏は侵略を継続し、9月には、ウクライナ東・南部4州の一方的な併合を宣言した。黒海では穀物輸出が停滞し、食料価格が高騰するなど世界経済にも影響を与えた。

《5》原油急騰、100ドル突破

 ロシア軍のウクライナ侵略を受け、テキサス産軽質油(WTI)の先物価格が24日、約7年7か月ぶりに1バレル=100ドルを上回るなど原油価格の主要な国際指標が急騰した。WTIは3月、120ドル台に達した。

《6》米連邦最高裁判事に初の黒人女性

 バイデン米大統領は25日、米連邦最高裁判事に連邦控訴裁判事のケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏を指名した。ジャクソン氏は、黒人女性初の最高裁判事として6月30日に就任した。

3月

《7》米FRB、ゼロ金利政策を解除

 米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、新型コロナウイルス危機を受けて2年間続けたゼロ金利政策を解除し、0・25%の政策金利引き上げを決めた。6~11月には4会合連続で、政策金利を0・75%引き上げた。

《8》中国で旅客機墜落、132人死亡

 中国南部・広西チワン族自治区梧州市の山中で21日、中国東方航空機が墜落し、乗客・乗員132人全員が死亡した。

《9》EU、デジタル市場法案を最終決定

 欧州連合(EU)は24日、巨大IT企業を多角的に規制して公平な競争環境を整備する「デジタル市場法」の最終案を決定し、11月に施行した。2023年5月から適用される。

上海市西部にあるスーパーの棚に並んだ野菜は開店直後に売り切れた
上海市西部にあるスーパーの棚に並んだ野菜は開店直後に売り切れた

《10》上海市が都市封鎖開始

 中国最大の経済都市・上海で28日、コロナ感染拡大を受け、住民の外出を原則禁止するロックダウン(都市封鎖)が始まった。6月1日に事実上解除されたが、中国の経済成長は大きく減速した。

4月

《11》米企業、ISS旅行開始

 米宇宙企業アクシオム・スペースが主催する国際宇宙ステーション(ISS)への民間宇宙旅行が8日、始まった。民間主導のISS旅行は初めて。

《12》ロシア、新型ICBM試射成功発表

 ロシア国防省は20日、大型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマート」(別名サタン2)の試験発射を初めて行い、成功したと発表した。10以上の核弾頭が搭載可能で、迎撃が困難とされる。

《13》国連、拒否権行使に説明求める決議

 国連総会は26日、安全保障理事会常任理事国が拒否権を行使した場合、総会での説明を求める決議案を採択した。中露の拒否権乱用に一定の歯止めをかける狙い。

5月

《14》尹錫悦・韓国大統領就任

 韓国で、保守系政党「国民の力」の (ユン)(ソン)(ニョル) 氏が10日、大統領に就任した。保守政権の誕生は5年ぶり。

《15》北欧2か国、NATOに加盟申請

 フィンランドとスウェーデンは18日、北大西洋条約機構(NATO)に加盟を申請した。ロシアのウクライナ侵略に危機感を強め、長年維持してきた軍事的「中立」を転換した。

《16》アルバニージー豪首相就任

 オーストラリアで、労働党のアンソニー・アルバニージー党首が23日、首相に就任した。約9年ぶりの政権交代となった。

《17》米国で銃乱射事件相次ぐ

 米テキサス州ユバルディの小学校で24日、銃の乱射事件が起き、児童19人を含む21人が死亡した。14日に、ニューヨーク州バファローのスーパーで10人が殺害される銃乱射事件が起きたばかりだった。

6月

《18》核兵器禁止条約、初の締約国会議

 ウィーンで21~23日、核兵器禁止条約を批准した国・地域による第1回締約国会議が開催された。非締約国に条約参加を促すことなどを柱とした行動計画などを採択した。

米連邦最高裁前で、それぞれの主張を訴える人工妊娠中絶賛成派と反対派の人たち
米連邦最高裁前で、それぞれの主張を訴える人工妊娠中絶賛成派と反対派の人たち

《19》米最高裁「中絶権利」認めず

 米連邦最高裁は24日、人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めた1973年の判決を49年ぶりに覆した。中絶規制は各州の立法に委ねられることになった。

《20》G7、途上国食料支援の首脳声明発表

 ドイツで26~28日に開かれた先進7か国首脳会議(G7サミット)は、ロシアによるウクライナ侵略で生じた世界的食料危機に対応するため、発展途上国への食料支援を盛り込んだ首脳声明を発表した。声明は、「不法で不当な侵略戦争への非難を強調する」とし、ロシアを批判した。

《21》露大統領、サハリン2の資産移譲を命じる

 プーチン露大統領は30日、日本企業が出資する露極東サハリンの石油・天然ガス事業「サハリン2」の運営会社の資産を、露企業に無償移譲するよう命じる大統領令に署名した。10月7日には「サハリン1」の事業移管も命じた。ウクライナ侵略を巡り、対露制裁を科した日本などへの報復とみられる。9月には、日本人と北方領土に住むロシア人との相互訪問「ビザなし交流」の一方的破棄も行った。

《22》マルコス・フィリピン大統領就任

 フィリピンで独裁体制を敷いた故マルコス元大統領の長男のフェルディナンド・マルコス氏が30日、大統領に就任した。

7月

《23》スリランカ大統領辞任発表

 スリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領の辞任が15日、発表された。経済危機が深刻化する中、抗議デモが活発化し、国外脱出していた。約20年間、独裁色の強い政権運営を続けてきたラジャパクサ一族が政治の舞台から退場した。ラニル・ウィクラマシンハ氏が20日、新大統領に選出された。

《24》ECB、政策金利引き上げ決定

 欧州中央銀行(ECB)は21日、11年ぶりとなる政策金利引き上げを決めた。利上げ幅は0・5%で、10月まで3会合連続で利上げに踏み切った。

《25》WHO、サル痘感染で緊急事態宣言

 世界保健機関(WHO)は23日、欧米を中心に拡大する天然痘に似た感染症の「サル痘」について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

《26》フィリピンのラモス元大統領が死去

 フィリピンのフィデル・ラモス元大統領が31日、死去した。マルコス独裁政権を倒した1986年の「ピープル・パワー革命」で立役者の一人だった。

8月

《27》NPT会議開幕

 核拡散防止条約(NPT)再検討会議が1日、米ニューヨークの国連本部で開幕した。岸田首相が日本の首相として初出席した。最終文書案はロシアの反対で採択できなかった。

《28》アル・カーイダのザワヒリ容疑者殺害

 バイデン米大統領は1日、2001年9月の米同時テロを行った国際テロ組織「アル・カーイダ」の指導者アイマン・ザワヒリ容疑者をアフガニスタンで殺害したと発表した。

《29》ペロシ米下院議長が台湾訪問

 ナンシー・ペロシ米下院議長が2日、台湾を訪問した。米下院議長の訪台は25年ぶり。中国は反発し、台湾を取り囲む形で弾道ミサイル発射を含む大規模な「重要軍事演習」を行い、緊張が高まった。

《30》ペトロ・コロンビア大統領就任

 親米路線のコロンビアで7日、左翼ゲリラ出身のグスタボ・ペトロ氏が大統領に就任した。左派政権誕生は初。

《31》米韓合同軍事演習開始

 米韓は22日、朝鮮半島有事を想定した合同軍事演習を開始した。約4年ぶりに大規模野外訓練も行った。

《32》新型コロナ感染、6億人突破

 新型コロナウイルスの世界の累計感染者数が26日、6億人を突破した。

《33》元ソ連大統領のゴルバチョフ氏死去

 冷戦終結を宣言し、ノーベル平和賞を受賞した元ソ連大統領のミハイル・ゴルバチョフ氏が30日、死去した。91歳だった。

9月

《34》北朝鮮、核先制使用の法令採択

 北朝鮮の最高人民会議(国会)は8日、核の先制使用を可能にする法令を採択した。

英国のエリザベス女王は、そろいの色の帽子とコートドレス、ネックレスとブローチがトレードマークだった(AP)
英国のエリザベス女王は、そろいの色の帽子とコートドレス、ネックレスとブローチがトレードマークだった(AP)

《35》エリザベス英女王死去

 英国のエリザベス女王が8日、死去した。96歳だった。英君主として最長の70年在位した。長男のチャールズ3世が新国王に即位した。

《36》テニスのフェデラーが引退表明

 男子テニスの元世界ランキング1位、ロジャー・フェデラー(スイス)が15日、引退する意向を表明した。

《37》イランで大規模な反政府抗議デモ

 イランで17日、女性の頭髪を隠すスカーフ「ヘジャブ」の着用が不適切だとして警察に拘束された女性が死亡した事件をきっかけに、大規模な反政府抗議デモが全国各地に拡大した。人権団体は、弾圧で300人以上が死亡したとしている。

10月

《38》ジャッジがア・リーグ新の62号本塁打

 米大リーグ・ヤンキースのアーロン・ジャッジが4日、62号本塁打を放ち、61年ぶりにア・リーグのシーズン最多記録を更新した。11月、今季最優秀選手(MVP)も初受賞した。

《39》タイで託児施設襲撃

 タイ東北部ノンブアランプー県ナクランの託児施設で6日、元警官の男が銃と刃物で子どもや職員らを襲い、30人以上が死亡した。

《40》ウクライナ人権団体などにノーベル平和賞

 ノーベル平和賞に7日、いずれも人権団体でウクライナの「市民自由センター」、ロシアの「メモリアル」、ベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏が選ばれた。ロシアのウクライナ侵略が続く中、弾圧や戦争犯罪に立ち向かう姿勢が評価された。

《41》米FRB元議長らにノーベル経済学賞

 ノーベル経済学賞に10日、元米連邦準備制度理事会(FRB)議長のベン・バーナンキ氏ら3人が選ばれた。

《42》メローニ伊首相就任、女性初

 イタリアで22日、ファシスト党の流れをくむ極右政党「イタリアの同胞」など3党を中心とする右派連立政権が発足し、ジョルジャ・メローニ氏が初の女性首相に就任した。

《43》中国で習近平総書記の3期目政権発足

 中国共産党の第20期中央委員会第1回総会が23日開かれ、異例となる (シー)(ジン)(ピン) 総書記の3期目の政権が発足した。

《44》スナク英首相就任、首相交代相次ぐ

 英国の元財務相リシ・スナク氏が25日、首相に就任した。非白人では初めて。前任のリズ・トラス氏は、ボリス・ジョンソン首相の辞任を受けて就任したが、金融市場に混乱を招いたとして50日目で辞職した。

《45》マスク氏、ツイッター社買収完了

 米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)による米ツイッター社の買収が27日、完了した。買収金額は総額440億ドル(約5・9兆円)。11月には米メディアが、約7500人いた従業員が解雇などで3分の1に減ったと報じた。

ソウルの繁華街・梨泰院の事故現場(AFP時事)
ソウルの繁華街・梨泰院の事故現場(AFP時事)

《46》ソウル・梨泰院で雑踏事故

 韓国ソウルの繁華街・ 梨泰院(イテウォン) の路上で、ハロウィーン前の29日夜、若者らが狭い坂道で折り重なるように倒れ、日本人女性2人を含む150人以上が死亡した。

《47》ブラジル大統領選でルラ氏返り咲き

 ブラジル大統領選の決選投票が30日行われ、左派・労働者党のルラ・ダシルバ元大統領が勝利し、12年ぶりに大統領の座に返り咲いた。

11月

《48》米中間選挙、野党・共和党が下院勝利

 米国で8日、中間選挙が投開票され、下院は野党・共和党が4年ぶりに過半数を奪還した。政権と下院多数派が異なる「ねじれ」が生じ、バイデン大統領の今後の政権運営に痛手となる。上院は与党・民主党が多数派を維持した。

《49》トランプ氏、次期米大統領選出馬へ

 米共和党のトランプ前大統領は15日、2024年大統領選への出馬を宣言した。共和、民主両党の有力者の中で、最も早い表明となった。

《50》世界人口80億人、国連発表

 国連は15日、世界人口が80億人に達したと発表した。今後、低所得国を中心に人口が増加すると予測し、貧困や飢餓の問題解決がさらに困難になるとの懸念を示した。

サッカーワールドカップ開会式で登場した大会エンブレム
サッカーワールドカップ開会式で登場した大会エンブレム

《51》W杯カタール大会開幕

 中東では初となるサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会が20日、開幕した。12月18日に決勝が行われる。

《52》中国の江沢民元共産党総書記死去

 中国の 江沢民ジアンズォーミン 元共産党総書記(元国家主席)が30日、死去した。96歳だった。中国の経済成長を推進し、世界貿易機関(WTO)加盟を実現した。

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