「万博の華」海外パビリオン、自前での建設は当初の60か国から2割減の47か国に

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 2025年大阪・関西万博の海外パビリオンについて、自前で建設する「タイプA」での出展は47か国でほぼ固まったことが、日本国際博覧会協会(万博協会)の集計でわかった。日本側が用意するパビリオンへの移行などで、当初の60か国から2割減ることになる。

工事が進む大阪・関西万博
工事が進む大阪・関西万博

 タイプAは、デザイン性の高い外観から「万博の華」と呼ばれる。コロナ禍の影響で、前回のドバイ万博の開幕が1年延期されて準備期間が短くなった上、資材価格や人件費の高騰で施工業者探しが難航していた。

 建設を加速するため、万博協会は昨年8月、万博協会が建設を代行する簡易型の「タイプX」への移行を参加国に提案。万博協会が建物を用意する「タイプC」への変更も促し、開幕までに建設が完了するかどうかを今年6月末までに回答するよう参加国に求めていた。

 万博協会関係者によると、今月初めの集計で、協会がタイプAでの出展が可能と判断したのは47か国となった。いずれも施工業者が決まっているか、内定している。

 ブラジルやアンゴラなど5か国がタイプXに、スロベニアなど7か国がタイプCに移行し、メキシコ、ロシア、アルゼンチンの3か国は、財政悪化などを理由に万博からの撤退を表明した。一方、コロンビアとバチカンの2か国が新たにタイプAでの参加を決めた。

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