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【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(7/3 スパーキングレディーカップ [JpnIII])

川崎 重賞

2024年07月02日レース予想

~中央の淑女VS地方の女王~

 

 梅雨の川崎マイルで争われるスパーキングレディーカップ。その名のとおりJRA・南関東の淑女12頭が集結し、じめじめした雨雲を振り払い、栄冠を勝ち取るのはどの馬か…。

 

 スピーディキックの今年2戦はフェブラリーステークスがスタート後の不利、阪神牝馬ステークスは芝と敗因は明らか。果敢に挑戦したJRAでのダメージが払拭できているかが焦点になるが、先行勢がそろった一戦でこの馬向きの流れになるのは必至。2024年下半期初戦となる今回、昨年アタマ差2着のこのレースを勝利で飾りたい。

 

 ミラクルティアラの母系はダート活躍馬がずらりの良血。ゆっくりじっくり力を蓄えて重賞挑戦のステージにたどり着いた。中間転厩、ナイター競馬など初物づくしで課題も多いが、先行脚質で川崎コース向きはもちろん、好相性の鞍上坂井瑠星騎手とのコンビは心強く、一気にスターダムを駆け上がる可能性あり。

 

 キャリックアリードは南関東転入後もダートグレードで3、4、3着と安定した成績で重賞通用を証明。神奈川記念2着からも距離短縮は問題なく、エンプレス杯の上位2頭オーサムリザルト、グランブリッジ不在のここは好勝負を演じても何ら不思議はない。

 

 兵庫女王盃で重賞3勝目を決めたライオットガールは再度川崎コースでの出走になるが、前走エンプレス杯が伸びを欠く走りで不甲斐なさが残る。左回り自体はレパードステークス、クイーン賞勝ちで不問だが、初めての1600m戦がどうでるか。自在性を武器にうまく立ち回りたいところ。

 

 アーテルアストレアは川崎コースは23年、24年エンプレス杯に2年連続で出走し4、6着と不得手にしている。しかし距離2100mが若干長かった印象もあり、1600mへ短縮ならコース克服も。神奈川記念勝ちでいいイメージで臨めるヴィブラフォン。しっかりここを目標に乗り込んできたし、宝塚記念を制し勢いに乗っている鞍上を迎え、ここでも大仕事ををやってのけそうな予感も。


◎ 4 スピーディキック
○ 11 ミラクルティアラ
▲ 8 キャリックアリード
△ 7 ライオットガール
△ 10 アーテルアストレア
△ 12 ヴィブラフォン


(日刊競馬:鈴木宏哉)

 
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