永野 陽美

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「LINE」を活用した飲食
店の業務効率化を通して、国
内ITのアップデート促進に
貢献したい。

「LINE」を活用した飲食店の業務効率化を通して、
国内ITのアップデート促進に貢献したい。

永野 陽美(ながの あきみ)2022年入社
セールス職としてLINEに新卒入社後、「LINE公式アカウント」「LINEで予約」導入企業に対する飲食店向けのコンサルティング営業に従事。

※本記事は2023年7月に取材したものです。サービス名称や所属は取材当時の内容です。

自己紹介をお願いします。

2022年にLINEに新卒入社した永野陽美です。セールス職として「LINE公式アカウント」や「LINEで予約」を導入している飲食店を運営する企業や店舗に対して予約数の拡大や売り上げの最大化に向けてのサポートを行っています。 

学生時代は中国語を学んでいて、外務省の「在外公館派遣員」として北京に派遣され、日本から訪中する官僚や大臣のための滞在手配や調整を行う業務を経験しました。このときの経験そのものも、学生の自分には大きなものでしたが、それに加えて中国での生活の便利さに驚いたことが、その後の進路にも影響しました。 

派遣されていたのは2017年から2019年の2年間でしたが、当時中国ではすでにバーコード決済などのキャッシュレス化が進んでいましたし、デリバリーの注文やタクシーの予約もスマートフォン一つで完結するような便利なインフラが整いつつありました。日本でもこうしたテクノロジーは取り入れられ始めていましたが、そのスピード感がまったく違っていて…。中国の急激な成長を肌で感じるのと同時に、日本でのこうした変化への遅れに危機感を覚えたんです。 

「日本のIT化のアップデートを促進したい」――。そんな思いが芽生え、帰国後は中国のIT企業で現場の感覚を学ぼうと、中国系企業でのインターンシップにも参加しました。 

就職を考えたときにも、日本のIT化のアップデートを促進したい思いを一番に、志望企業を絞っていきました。そのなかで、日本国内で一番生活の近くにあって、生活に溶け込んでいるサービスであると思えた「LINE」の存在感は大きく、LINEでなら大きな変化を起こせるのではと感じ、入社を決めました。 

永野さんインタビューカット

現在担当している主な業務内容や具体的な流れについて教えてください。

入社から半年後に新卒研修を終え、現在のチームにセールス職として配属されました。内定者アルバイトをしていたときにもお世話になっていた部署ではありましたが、配属からすぐにクライアントを一人で担当させてもらえる裁量の大きさには驚きました。 

具体的な業務としては、「LINE公式アカウント」や「LINEで予約」といったBtoB向けサービスを導入している飲食店などの既存クライアントに対して、予約数を増やしたり、売り上げを伸ばしたりするための提案をしています。「LINE公式アカウント」や「LINEで予約」を切り口として、「LINEミニアプリ」「LINEスキマニ」「LINEクーポン」などの関連サービスとも組み合わせながら、効果を最大化していきます 

クライアントとは月に1回程度の定例会議を設けていて、前月の「LINEで予約」経由の予約数や「LINE公式アカウント」の友だち数の推移を振り返り、パフォーマンスが落ちている部分があれば改善方法を考えます。たとえば「予約数の伸びが悪い」という課題に対しては、「LINEで予約ができることをユーザーが知らないのでは」「使い方がわかりにくいのでは」などの仮説を立て、そのお店で「LINEで予約」が使えることを知らせるメッセージや、使い方をレクチャーするメッセージの配信など、ユーザーが「LINEで予約」を使ってくれるような施策を打って、効果を検証します。また、「LINEミニアプリ」のモバイルオーダーを導入している店舗では、よりリピーターが定着するようにモバイルオーダーで取得したユーザーの属性や注文データを活用して、再来店を促す効果的なメッセージを配信する検証も行っています。 

※LINEアカウントと紐づいた行動データの取得・活用にはユーザーの許諾が必須となります。

2023年の春ごろまではコロナ禍の最中であったこともあり、現在飲食業界は大きな打撃を受けたところから再び盛り上げていこうとしている真っ最中です。客足が遠のいただけでなく、店舗で働いてくれるスタッフの数も減っていますし、LINEとしてもそのための力になりたいと奮闘しているところ。「LINE公式アカウント」の運用や友だちへのメッセージ配信だけでなく、人手を増やすためにスタッフ募集をしたいなら「LINEスキマニ」、モバイルオーダーを活用して人件費を削減したいなら「LINEミニアプリ」…など、LINEが提供しているほかのサービスとかけ合わせて提案できることもたくさんあるので、クライアントとの何気ない雑談がヒントになることも多いです。 

1日のスケジュール例

  • 10:00
    勤務開始。OJTを担当している新卒社員と朝会
  • 11:00
    社内会議
  • 12:00
    ランチ
  • 13:00
    クライアントとの打ち合わせ
  • 17:00
    クライアントからの問い合わせ対応
  • 18:00
    チーム夕会
  • 19:00
    勤務終了

日々のスケジュールは主に社内での会議や、クライアントとのアポイントがメインです。飲食業界は実店舗があるので、実際に出向いてお店の様子を見学することもあります。オペレーションを確認してどのような接客をされているのか、「LINE公式アカウント」の友だち追加を促進するの声かけはされているか…など、提案のヒントにつながることも多いため、対面でのアポイントも多いです。 

それから、新卒メンバーのOJTも担当しています。新卒とはいえ組織のメンバーなので、簡単な業務を与えて見守るだけではありません。後輩のスケジュールや提案資料の確認を行い、疑問点や弱点になりそうなポイントを押さえていくことで、成長の支援をしています。その人のKPIと照らし合わせて、進捗がかんばしくなければサポートすることもありますし、商談にも同席しています。業務量は多いと思われるかもしれませんが、先輩たちから「マネジメントの素養がある」と言って任せてもらえたこともあり、私自身の成長チャンスにもできればと感じています。 

永野さんインタビューカット

現在(取材時点)、ヤフーとの連携もすでに始まっています。私たちは主に、ヤフーが運営するグルメ予約サービスチームと連携しています。本格的な業務連携はまだこれからになりますが、相乗効果でお互いのサービスのいいところを引き出し合えるのではと思います。「LINE公式アカウント」は、すでに友だち追加されていてリピーター的な立ち位置のユーザーに向けたアプローチがメインとなり、ヤフーのサービスは、PayPayポイントがもらえるしくみや独自のクーポンで新規顧客を呼びやすい特徴があります。「LINE公式アカウント」とヤフーのサービスが連携すれば、クライアントの課題解決の手法が増えるため、メリットの大きい変化だと思います。事業組織としてより密な情報共有ができるようになれば、さらに踏み込んだ提案もできるようになるのではと、楽しみにしている部分でもあります。 

仕事を進めるうえで意識していることはなんですか。

情報共有を徹底することです。社内・社外を問わず、報連相をしっかり行うことはよいコミュニケーションに直結しますし、それができていればものごともスムーズに進むんですよね。 

特に社内コミュニケーションについては、情報をしっかりと伝える大切さを痛感した出来事があって。配属から3カ月ほどが経ったころ、とあるクライアントの案件で、連休に向けて利用客を呼び込むためにクーポン情報が記載されたメッセージをLINE側で運営しているLINEで予約」の「LINE公式アカウント」から配信することになりました。情報を細かくチェックしながらクリエイティブも用意して進めていましたが、配信予定だった連休の直前にクライアントから「やはりクーポンの金額を変更したい」と依頼がありました。しかし、直前に「やっぱり変えます」「わかりました」と簡単にはいかず、社内とクライアントの間で板挟みになってしまい、「あちらはこう言っています」と伝言係のようになってしまって…。 

自分だけではよい解決法が見つけられず、上長に相談したところ「この連休前のタイミングで配信できないことで、LINEにどれだけの損失が出るか。イレギュラーにはなるけど対応することでどんなメリットがあるのか。それらを考えて提示してみよう」とアドバイスをもらいました。実際にデータを交えながら説明し、また再発防止策も併せて提示しつつ担当部署に再度依頼をかけてみたら、なんとか承認がもらえて、無事に連休前の配信が可能となりました。配信の効果もしっかりと出すことができ、案件としては成功といっていいと思います。 

社内の方に大変な思いをさせてしまった点は本当に反省していて。感情に訴えて「なんとかお願いします」というやり方は通用しないんだと痛感しました。セールス担当は双方の言い分を伝えるだけの“御用聞き”になってはいけないんだと気づかされましたし、状況や予想される効果を明確に説明することで、イレギュラー対応をする意味や価値を伝えられれば助けてもらえるのだという気づきにもつながりました。それからは情報共有を密に行い、クライアントにとっても自社にとっても、そしてエンドユーザーにとってもプラスになる“三方よし”のサービスをつくれるように日々の業務に向き合っています。 

永野さんインタビューカット

これからのLINEヤフーに期待することや、楽しみなことはなんですか。

一つの会社になることでヤフーサービスと一緒にオリジナルの販促ができたり、新規・既存顧客に向けてサービス展開ができるようになったりすると、提案の幅も広がります。クライアントの要望や課題はLINEのサービスや機能だけで解決できないこともまだありますし、ヤフーと一緒にナレッジやノウハウを共有しあえるようになれば、よりスピーディーな課題解決ができるのではと期待しています。 

LINEの良いカルチャーも受け継いでいけたらと思っています。LINEのコミュニケーションの環境はすごく理想的だなと思っていて、上長や先輩、誰かに質問をしても嫌な顔をせずに親切に教えてくれます。自分の考えや意見を伝えると、その案が良ければ積極的に採用してくれます。常にみんなが「エンドユーザーにとってベストであること」を一番に考えているので、同じ方向を向いて動いていける環境なのは本当に恵まれていると思います。そういったコミュニケーションの形は私も心がけたいですし、これから入社してくれる後輩に対してもそうありたいですね。 

永野さんインタビューカット

最後にメッセージを。

私が目指しているのは、学生時代から変わらず「日本のIT化を促進する」こと。いま取り組んでいる仕事も、飲食店のDXやIT化に深く関わるところなので、近しい領域で仕事ができていると感じます。 

私自身がそうだったように、ITの領域で「こういう仕事がしたい」「こういうことを成し遂げたい」という思いのある人は、ぜひLINEヤフーを検討してみてほしいです。自走する人のことはどんどんサポートするカルチャーがあるので、成長速度も速いと思います。ただ、反対に「成長させてほしい」と受け身でいる人には向かないかもしれません。率直にいうと、マニュアルがあるわけでも、成長のための土台が整っているわけでもありません。「その土台を自分たちがつくるんだ」という気持ちの人が集まっている印象ですね(笑)。 

LINEヤフーが掲げているミッション「「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。」を達成するためには、マニュアル通りの仕事をしているだけでは価値を創出できません。自分たちが「こうしたらいいんじゃない?」「これならできるかも!」と悩んで考えながらつくり出していくものこそが、新しい価値を生み出すのだと信じています。 

永野さんインタビューカット

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