西村 遼

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入社1年目で新規企画のPM
に!国内有数の大規模サービ
ス企画職は“規模×裁量”の
大きさが突出。

入社1年目で新規企画のPMに!
国内有数の大規模サービス企画職は“規模×裁量”の大きさが突出。

西村 遼(にしむら りょう)2020年入社
LINEに新卒入社後、「LINE公式アカウント」の「Messaging API」のプロダクトマネージャーを担当。その後異動し、現在はデータ活用基盤である「ビジネスマネージャー」、認証システムの「LINEビジネスID」のプロダクトマネージャーを担当。2023年にマネージャー。

※本記事は2023年7月に取材したものです。サービス名称や所属は取材当時の内容です。

自己紹介をお願いします。

2020年に新卒で、LINEの企画職として入社した西村遼です。現在は「ビジネスマネージャー」、「LINEビジネスID」のプロダクトマネージャー(以下、PM)として企画に携わっています。 

大学では国際政治や国際文化を学んでいました。サッカーが好きだったので、卒業論文のテーマを「ナショナリズムとサッカーの関係性」に決め、その研究のために交換留学制度を利用して半年間スペインのバルセロナへ行きました。結局サッカー観戦しながら遊んでばかりいたんですけど(笑)。 

就職活動時は、漠然と自由に働ける会社がいいと考えていました。同時に自分の仕事が世の中に与えるインパクトが大きいほど楽しそうだと思い、メガベンチャー企業を中心に探していました。そのなかでもLINEは人の雰囲気がよく、さらに会社としてプロダクトを大事にする文化があり、自分に合っていると感じて入社を決めました。 

入社直後は「LINE公式アカウント」の「Messaging API」担当チームに配属され、PMとして新規API企画や既存APIの改善業務を担当しました。その後、現在も担当している「ビジネスマネージャー」や「LINEビジネスID」のPMを担当するようになりました。担当するプロダクトは変わっていますが、ずっと企画職です。 

西村さんインタビューカット

現在担当している主な業務内容や具体的な流れについて教えてください。

現在はPMの立場で、「ビジネスマネージャー」と「LINEビジネスID」の2つのプロダクトを見ています。「ビジネスマネージャー」とは、LINE内外のサービスを横断して広告配信などができるように、広告主単位でデータを統合して管理できるサービスです。「LINEビジネスID」は、各種管理画面に同じIDとパスワードでログインできる共通認証システムです。 

※「ビジネスマネージャー」で連携できるデータはユーザー許諾取得済みの情報のみとなります。 

これら2つは、どちらも広告主や代理店の方々に使ってもらうプロダクトです。私自身はPMとして社内のセールス担当や事業企画担当から要望をヒアリングし、それを案件としてロードマップに落とし込み、優先順位やスケジュールを管理しつつ、仕様書の作成から実際にエンジニアやデザイナーと連携し、開発からリリースするまでのプロジェクトマネジメントを行っています。 

そのなかでも特に「ビジネスマネージャー」は2021年に提供を開始した比較的新しいプロダクトのため、新企画をどんどん検討・実装している段階です。現在(取材時点)ヤフーサービスと連携してデータを活用できるように検討を開始しており、日々ヤフーの企画開発担当者と仕様についての議論を重ねています。 

将来的にLINEヤフーのBtoBサービスは、「ビジネスマネージャー」を基盤としていく構想があります。LINEヤフーのさまざまなBtoBサービスを連携させて、各サービスのデータを広告主単位で統合して活用いただけるように、連携を1つずつ進めています。 

一方、「LINEビジネスID」は、すでに基本のログイン機能はできあがっているので、新規機能の企画は少なく、いかに障害を減らして安定運用させるかの検討がメインになっています。 

西村さんインタビューカット

1日のスケジュール例

  • 9:30
    勤務開始
  • 10:00
    ヤフーサービスとの連携・統合方針についての会議
  • 11:00
    会議資料準備
  • 12:00
    ランチ
  • 13:00
    メンバーとの1on1
  • 14:00
    プロジェクトの会議
  • 15:00
    担当プロダクトの開発・QAチームとの定例
  • 16:00
    仕様書作成
  • 18:00
    担当プロダクトの事業企画チームとの会議
  • 19:00
    勤務終了

1日のスケジュールとしては会議が多く、企画チームや開発チームとの企画検討会議、プロジェクトの進行確認や優先順位を決定する会議、ヤフーの各BtoBサービスとの会議など内容はさまざまです。会議で検討された内容をもとに、企画書や仕様書の作成をしています。 

仕事を進めるうえで意識していることはなんですか。

3つあります。1つ目は、各サービス担当者の話をしっかり聞くこと。「ビジネスマネージャー」が連携するサービスは多岐にわたりますが、各サービス担当者とできるだけ直接話す場を設けるようにしています。Slackのやりとりであってもできるだけ密にして、相手の考えや軸を理解できるまで咀嚼します。業務上、自分より経験やスキルが上の人と話す機会も多くありますが、決して意見を鵜呑みにすることも、逆に自分の独断で企画を進めることもしません。納得したうえで意見を採用する、あるいは考えの違いがあれば理解できるまで話し合うことを意識しています。 

2つ目はマインドの部分です。「ビジネスマネージャー」はデータ活用の共通基盤のため関わるサービスも多く、複雑な課題も多くありますが、だからこそできるだけポジティブかつ楽しく仕事をすることを心がけています。それがチームのメンバーにも伝わればいいなと思っています。 

3つ目は、積極的に情報をインプットすることです。広告業界は競合の新サービスリリースや個人情報保護関連の法律改正など、いろいろなニュースが日々飛び込んできます。一見、自分の担当領域と直接関係なさそうでも、情報は広く取りにいきます。もともと好奇心旺盛な性格のため、それ自体は苦になりませんが、日頃から意識的にやるように心がけています。 

入社してから印象に残っている仕事やプロジェクトについて教えてください。

1年目に担当した「Messaging API」の新規企画の開発です。「Messaging API」 は、「LINE公式アカウント」を使って、よりユーザーと効果的な双方向コミュニケーションができるようにする仕組みです。このときは、「LINE公式アカウント」でメッセージを送信する際に、任意の集計単位で統計情報を取得する新機能を追加しました。これにより、どんなメッセージが有効かなどをユーザーが分析しやすくなりました。 

全体で20人近くのメンバーが関わるプロジェクトで、この規模のプロジェクトリーダーを任されたのは初めてです。エンジニアと話す際には技術や開発の知識も求められます。自分の企画に自信を持ち、説得力のある伝え方をするためにも、そこをしっかりキャッチアップしていくのは結構大変でした。 

企画の検討に1~2カ月、開発が2~3カ月、最後に開発テストを経て、リリースまで半年くらいかかりました。大変だった分、達成感も大きく、リリース後にはメンバーとミーティングやSlackで「よかったね」と大いに盛り上がりました。またリリース後に、実際にAPIを利用して「何らかの成果が出た」とか「便利で助かっている」という声を聞くのも嬉しかったです。 

もう1つ、いま担当しているヤフーとの連携プロジェクトからも多くの刺激を受けています。会社が違えばプロダクトも違い、当然システムも違うので、仕様の違いを1つずつ確認しながら企画をつくっていくのは大変で…。また人が違うので文化や仕事の進め方にも違いがあります。そのすり合わせには多少時間がかかりましたが、ヤフーのメンバーも優秀かつ優しい人たちばかりで、すでに相乗効果でよりよいアイデアや企画が生まれ始めており、やりがいを感じる毎日です。 

西村さんインタビューカット

自分の成長を感じるポイントはどんなところですか。

やってきた仕事を振り返ると、担当するプロダクトの影響範囲が格段に広がりました。いま担当している「LINEビジネスID」は、数千万人が使う基盤のため「この企画を出して本当に大丈夫なのか」と企画の段階からかなり熟考します。「ビジネスマネージャー」はヤフーとの連携で今後さらに影響範囲が広がっていきますし、さまざまなBtoB向けサービスとの連携企画が検討されているので、1サービスだけに留まらないより広い視点が必要になってきます。このように担当するプロダクトの規模が大きくなったことで、単純に一機能の改善だけではなく、プロダクト全体として2~3年後にどうしていきたいかの中長期的な視点で考えられるようになってきました。また、関わる人が増えるといろいろな意見が出るため、いかに議論を進めてベストな案や結論へと導くかのまとめる力もついてきた気がします。 

企画とは完全に0から1を生み出すのではなく、過去の経験や他社の最新事例など、さまざまな情報のかけ合わせで生まれると思っています。入社1年目は自社の歴史や競合プロダクトの知識も乏しく、アイデアをつくるのに苦労しました。経験と共に知識が増え、「自社の実装がこうなっているから、そこに合わせるにはこうしたらいいんじゃないか」といったことを考えやすくなりました。大小さまざまなプロジェクトに関わったことで入社当初よりもアイデアの選択肢や引き出しが増えた感覚はあります。 

入社して良かったと感じることはなんですか。

国内に数多くあるIT企業のなかで、ここまで規模や影響範囲が大きいサービスを扱う会社は多くありません。大勢のユーザーが使ってくれているプロダクトの企画ができるのはものすごく貴重な経験だと思いますし、4年目でもかなり大きな仕事を任せてもらえています。“規模×裁量”の大きさが突出していて、大きなやりがいを感じられるのが入社してよかったと思うことです。 

それから、すごい人たちと働けていることですね。社内には、業界的に第一線を走っている人や突出した経験やスキルを持つ人がたくさんいます。もちろん、ときには引け目を感じたり、その人たちから厳しいフィードバックを受けたりすることもありますが、基本的にはみんな優しく、一緒に働くうえでいい刺激をくれる人たちばかり。すばらしい仲間と切磋琢磨して働けるこの環境をとても気に入っています。 

これからのLINEヤフーに期待することや、楽しみなことはなんですか。

すでに「LINEの「ビジネスマネージャー」とヤフーの各種サービス、Eコマースなどをつなぐとこんなことができそう」というアイデアはものすごくたくさん出ています。一つの会社になることによる規模のバリューを生かして、広告主や代理店の方々によりよい広告や新しい便利なサービスを提供していくことは楽しみでもあり、一担当としてもしっかり実現していきたいです。経営層も「「ビジネスマネージャー」を中心に効果的な広告配信をしていく」というメッセージを発信していて、このプロダクトに対する会社の期待の大きさも感じます。プレッシャーもありますが、頑張りたいですね。 

西村さんインタビューカット

今後の目標を教えてください。

当面は、いま自分が担当している「ビジネスマネージャー」の範囲と価値のかけ合わせを大きくすることで、より多くのユーザーによりよいサービスを提供していくことが目標です。個人的には後も企画職としてキャリアを積んでいきたいと思っていますが、プロダクト企画に限定せず、いずれは経営や事業企画のようなことにも携わってみたい思いもあります。 

最後にメッセージを。

繰り返しになりますが、ここまで規模の大きな仕事を若いうちから任せてもらえる企業は、新卒で入れる日本企業のなかでは、かなり貴重だと思います。挑戦のチャンスはいくらでも転がっていて、むしろ人が足りないくらいなので、自分から積極的にチャンスをつかみにいける人や自分の裁量で大きなことをやりたい人には最高の環境だと思います。  

現在(取材時点)は、グループ間統合前の調整を地道にやっていて、なかなか大変なフェーズではありますが、あと1年くらい踏ん張れば、新しい企画をどんどんつくれる新フェーズに到達するはずです。楽しい企画ができるための素地はみなさんが入社するまでにつくっておきますので、ぜひLINEヤフーとの未来に大いに期待して入社してほしいですね。 

西村さんインタビューカット

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