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EDITOR'S PICKS編集部のおすすめ
世界で暗躍するスパイ、そしてマフィア
異国情緒たっぷりにお届けする
華藤えれな先生の至高のBL3作品!
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白夜に青い花
華藤えれな/著 高階 佑/イラスト
外交官補の海翔(かいと)は語学研修にやってきたモスクワで、美しいロシア青年、イリヤと出会った。彼の絵には自由と愛を渇望する想いが込められていた。海翔はイリヤに魅せられ恋に落ちるが、愛した男はソビエトのスパイだった。人を愛する気持ちもエリートの道をも失った海翔は、復讐を誓う。そして7年後、陸軍大佐のイリヤと再会。憎しみを晴らす機会がやってきたのだが……⁉
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クリスマスワルツ 伯爵家の情人
華藤えれな/著 葛西リカコ/イラスト
レンベルク伯爵家の弁護士イザークは、行方不明にある伯爵の孫を捜索中、パリの男娼館で働いていた目当ての青年に出会い、屋敷に連れ帰る。だがその正体は、ロシアンマフィアが財産を狙って送り込んだスパイ・ルカだった! イザークは疑念を抱きながらも、一族の冷めた待遇からルカを庇い、人の温もりを知らない彼の心と身体に愛をすり込んでいく。許されない関係に溺れてしまうルカーー組織の計画は目前に迫っていた。
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償いの婚礼
華藤えれな/著 北沢きょう/イラスト
南フランスに建つ豪奢な城の奥深く、ウェディングドレス姿で夜ごと城主イレールに凌辱される桐矢誠人(きりやせいと)が大病院の元医師と知る者は少ない。イレールの妹を殺害した罪を着せられ逮捕された桐矢は、真相を探るため脱獄するも、復讐に燃えるイレールに囚われてしまったのだ。無実の訴えも聞き入れず、桐矢を生涯監禁し、辱めを与え続けると語るイレール。背信の贖罪として淫らな花嫁にされた桐矢の運命は……!?
著者からのコメント
■華藤(かとう)えれな先生より
ロシアが舞台の『白夜に青い花』は、自分でもすごく気に入っているお話です。外交官と美人スパイが主役で、ふたりがまだ若かったころから再会するまでの七年愛の物語。一途で愛らしいふたりの駆け引き、愛と平和と自由を求める切なさ、それからピロシキがキーワード。こんな時代だからこそ読んでいただけたら嬉しいです。
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パリとベルリンが舞台の『クリスマスワルツ 伯爵家の情人』は、一途に愛をつらぬく天涯孤独の健気っ子と、彼のために生きようとするスパダリのお話。クラシック音楽が聞こえてきそうな雰囲気を目指しましたが、こちらも愛と平和と自由がテーマかも。そしてひんやりとした東欧の空気感も楽しんでいただけると思います。
南フランスが舞台の『償いの婚礼』は、3作品の中で一番甘くてふんわりとしたお話のようで、実はふたりの両片思いのすれ違いもの。けっこう切ないです。攻めがなかなかのこじらせ系で、大事なところで大きく誤解してバカなことばかりやらかしていますが、愛ゆえの過ち、土下座もしているので許してあげてくださいね。
こちらの3作品とも、コロナ禍や円安や戦争等で気軽に行きづらくなったヨーロッパが舞台です。実際に現地で五感に浸透させたあれこれも描いているので、この機にちょっとした旅行気分でお気軽にページをめくっていただけたら。どれも思い入れのあるお話なので、楽しんでいただけることを心から願っています。
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