C++インタフェースによる
OpenCVプログラミング
- 著者 北山 洋幸
- 判型 B5変型判、240頁
- 本体価格 3,000円
- ISBN 978-4-87783-365-7
2015年5月10日初版第1刷発行
本書について
世界には多くのオープンソースが存在します。その機能は市販のソフトウェアを凌駕するものも少なくありません。しかし、プロフェッショナルユーザーを対象としているためか、ユーザーインタフェースが優れていないものも存在ます。本書で取り上げたOpenCV(Open Source Computer Vision Library)も、決して豊富なユーザーインタフェース機能を備えているとはいえません。
そこで、高機能なオープンソースを使いやすいユーザーインタフェースと統合する方法を紹介することとしました。本書では、OpenCVを採用しましたが、コンソールベースのオープンソースやライブラリで提供されているオープンソースなどに、使用目的に合致したUIを提供する方法を紹介します。
さらに、OpenCVがレガシーなCインタフェースを廃止する方向であり、今後はC++インタフェースで使用することが推奨されています。本書は、従来のCインタフェースを排除し、C++インタフェースでOpenCVを使用します。その際に、C++では問題とならないが、C++/CLIとデータの交換で問題となる部分の解説も行います。
目 次
- 第1章 C++/CLIでフォームアプリケーション
- 第2章 はじめてのOpenCVプログラム
- 2.1 C++とC++/CLIで開発
- 2.2 C++言語で開発
- 2.3 C++/CLIで開発
- 第3章 メニューとステータスバー
- 3.1 フリップ
- 3.2 画像の保存機能と画像処理
- 3.3 リサイズ
- 3.4 グレイスケール変換
- 3.5 ステータスバー表示
- 第4章 処理前と処理後の画像表示
- 4.1 PictureBoxコントロールを二つ使う
- 4.2 SplitContainerコントロールを使う
- 第5章 メニューをボタンへ
- 5.1 Buttonコントロールを使う
- 5.2 コンボボックスと処理前後表示
- 第6章 ツールバー
- 6.1 ツールバー
- 6.2 アップダウンコントロール
- 第7章 トラックバー
- 第8章 マウスの活用
- 8.1 マウスで画像処理範囲を指定
- 8.2 マウスで画像回転
- 第9章 動画
- 9.1 動画表示
- 9.2 動画に画像処理
- 9.3 トラックバーを用いて動画を回転
付 録
- 付録A 開発環境
- 付録B OpenCVのインストール
- 付録C 環境の設定
- 付録D プロジェクトをx64対応へ