OS X とiOS のための
OpenCV 環境構築ガイド
- 著者 酒井 雅裕/加藤 寛人
- 判型 B5変型判、224頁
- 本体価格 3,000円
- ISBN 978-4-87783-309-1
2013年6月10日 初版第1刷発行
本書について
本書は、コンピュータ・ビジョン・ライブラリの定番である「OpenCV」をMacや
iPhoneで利用するために必要となる環境構築について、丁寧に解説した書籍です。
Macでコンピュータ・ビジョンのプログラミングを行いたい方に、また、iPhoneや
iPadで動作するOpenCVを利用したアプリ作成を行いたい方に役立つ情報をまとめてい
ます。
Kinectセンサーとの連携や、CUDAによる処理の高速化などについても取り上げ、本書
のみでOpenCVプログラミングの準備が整えられるようになっています。
目 次
- 第1章 OpenCVの環境構築
- 1-1 プログラミング環境の作り方
- 1-2 どこに何がインストールされるのか把握する
- 1-3 パッケージマネージャによるインストール
- 1-4 ソースコードによるインストール
- 第2章 サンプルコードの実行
- 2-1 新規プロジェクトの作成
- 2-2 サーチパスの設定
- 2-3 サンプルコードの入力
- 2-4 ライブラリのプロジェクトへの登録
- 2-5 プログラムの実行
- 2-6 プログラムのロケーション設定
- 2-7 OpenCV付属サンプルのコンパイル
- 2-8 画素のアクセス方法
- 第3章 OpenCVとCUDAの連携
- 3-1 CUDAとは
- 3-2 CUDAとOpenCL
- 3-3 CUDA対応GPUリスト
- 3-4 CUDA環境構築
- 3-5 OpenCVコンパイル前の下準備
- 3-6 CUDA対応OpenCVの再構築
- 3-7 サンプルコードの実行
- 第4章 OpenCVとKinectセンサーの連携
- 4-1 どのKinectセンサーを選ぶのか
- 4-2 Kinect環境構築の戦略
- 4-3 highGUIを用いるKinectセンサーハンドリング
- 4-4 OpenNI 2.1でのKinectセンサーハンドリング
- 4-5 highGUIを用いるKinectセンサーサンプルコードの実行
- 4-6 OpenNI 2.1 OpenCVのサンプルコードの実行
- 第5章 OpenCVとCocoaの連携
- 5-1 Cocoaとは
- 5-2 Cocoaアプリケーションの作成手順の勘所
- 5-3 Cocoaアプリケーション構築の戦略
- 5-4 CocoaアプリケーションによるOpenCVハンドリング
- 第6章 iOSとOpenCVの連携
- 6-1 iOSとOS Xの違い
- 6-2 iOS向けOpenCVの環境構築
- 6-3 Hello, iOS OpenCV world.
- 第7章 OpenCVでiOSデバイスを使う
- 7-1 画像をディスプレイに表示する(cv::Mat⇔UIImage)
- 7-2 カメラで静止画・動画を撮影する
- 7-3 作成したデータを保存する
- 7-4 処理を高速化する(Core Image/Accelerateフレームワークとの連携)
- 第8章 OpenCVを使ったiOSアプリの作成
- 8-1 OpenCVの準備
- 8-2 ユーザーインターフェースの実装
- 8-3 アルゴリズムの実装
- 8-4 まとめ
- 付 録
- 付録A ライセンス
- 付録B 本書で使用したOpenCV関数について