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先輩が教えるシリーズ11
論文レポート作成に使う
Word2007活用法
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著者 嶋貫 健司 協力 今西 真孝
判型 B5変型判、248頁
本体価格 2,200円
ISBN 978-4-87783-152-3 |
本書について
本書は論文の書き方を主なテーマとして取り上げているわけではない。本書は論文という形態の長文をWord というアプリケーションソフトウエアで作成するためのWordの操作方法について解説している。論文を作成できるソフトウエアはWord だけではないが、一部の情報関連の研究者以外にとっては、ごく普通に利用できるソフトウエアはWord である。Word のようなワードプロセッサーを論文作成のための道具として使いこなすことができれば、最も肝心な論文の内容により集中することができるだろう。道具の使い方を学んでいるのか研究成果をまとめているのかわからないような状況に陥ってしまうと、論文自体の質にも影響してしまう。
本質的な目的は、研究成果を他の人々に理解してもらえるような形に文字にすることである。そのために最適だと思われるWord の利用方法を自ら模索するとなると、膨大な時間を費やすことになりかねない。文字の入力方法を覚えるくらいなら他にもいろいろ役に立つからいいかもしれないが、自分の研究成果をまとめるためにWord を研究するなどというのは間違っている。心配はいらない。本書では論文を作成するためのWordの効率的な利用方法について解説している。中心的な話題は、論文に最適と思われるレイアウトに関する知識の解説とそのために利用できるWord のスタイル機能とテンプレート機能の解説だ。本書を読みこなすだけの時間を割いて、論文を書き始める前にほんの少しだけ苦労すれば、後は文字を思うがまま入力するだけだ。
目 次
第1章 論文作成とWord
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1.1 論文作成で一番大切なこと
1.2 論文作成でWordにできること
1.3 論文作成でWordにできないこと
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第2章 道具の準備
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2.1 環境
2.2 日本語入力
2.3 Wordのオプション
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第3章 道具としてのWordを使う時のポイント
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3.1 ポイントその1:スタイルを活用しよう
3.2 ポイントその2:アウトライン
3.3 ポイントその3:文章校正機能
3.4 ポイントその4:キーボードのカスタマイズ
3.5 ポイントその5:テンプレート
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第4章 論文用テンプレートの作成
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4.1 テンプレートのためのレイアウト基礎知識
4.2 論文用テンプレートの作成例
4.3 あらかじめ配置しておく要素
4.4 テンプレートとして保存
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第5章 論文の作成
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5.1 テンプレートを使ってWord文書を新規作成
5.2 アウトラインによる論理構造
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第6章 作文講座 |
6.1 一般的な文章作法
6.2 要約の書き方
6.3 表記上の約束事
6.4 引用・参照の基本
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第7章 図表の追加 |
7.1 図表の位置
7.2 表の入力と書式設定
7.3 画像の挿入と書式設定
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付録 おまけ:論文作成に役立つマクロ |
A.1 プログラムの作成
A.2 プログラムの説明
A.3 リボンにボタンを配置する
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