ISBN: 978-4-87783-032-8 C3004
著者 細島 一司
判型 B5変型判,320頁
本体価格 2,800円
“「COBOL」はもう時代遅れだ”という言葉をよく耳にします。果たしてそうでしょうか? 現在、世の中で稼動しているアプリケーションは、その多くがCOBOLで記述されています。それらのアプリケーションを保守したり、新たに機能を追加したり、他の言語に移植する場合を考えてください。そのような業務を行なうためには、COBOL言語の知識が不可欠です。
本書は、COBOL言語について基礎から学びたい方を対象としています。丁寧な解説と豊富な演習問題をもとに確固としたスキルを身につけられるよう、ワークブック形式を採っていますので、授業や研修用の教材に最適です。また、実際のプログラミング時に必要なCOBOL言語仕様の要点を紹介する〈知恵の巻〉、COBOL文法での注意点や他言語との相違点を挙げる〈Point〉、アルゴリズムの実装時の注意点をまとめた〈チェックしてみよう〉を、学習の指針となるよう随所に記載しておりますので、独習書としても十分活用できます。
本書に記載されているCOBOLプログラムは、全てCODASYLによるCOBOL言語規格に準拠した内容で記述されていますので、あらゆるCOBOL言語処理系に適用できます。情報処理技術者試験向けの学習にも最適です。なお、本書の説明や練習問題は、パーソナルコンピュータ上で動作する「COBOL85 Version 5.0」(株式会社日立製作所)で動作確認済みです。
《付記》
本書はCOBOL言語の基礎に焦点を当てているため、企業等で扱う高度なアプリケーションのための文法は説明しておりません。既にCOBOLについてある程度の知識を修得しておられる方、もしくは本書の内容を全てマスターされ、さらにCOBOLの神髄を追求されたい方には、小社既刊『標準COBOLプログラミング』をお勧めいたします。
第1章 プログラム言語COBOLって何だろう? 第2章 COBOLプログラムの書き方を学びましょう 第3章 データ項目を覚えよう 第4章 データを移して編集しましょう 第5章 計算をしましょう 第6章 判断と繰り返し 第7章 テーブルを操作してみよう 第8章 ファイルにアクセスしてみよう 第9章 高度なプログラミング プログラム作成の手引き 付録1 予約語一覧 付録2 一般形式一覧
採用実績
岡山学院大学、(株)教育エンジニアリング研究所