勇敢なヒロイン。愛する人を守るため自分も捨て身で頑張った。
でも、彼には恋人?が。
このストーリーは、殺されるかもしれないという身に迫る危険の前に二人の無事を確かめあうまで、彼の命を狙う敵が警察に捕らえられるまで、一瞬でも通いあわせ
たと思えた愛情は自分のものではないと、お互い自信が無かった。
特に彼は秘密を守る必要があった。
たて続けて起こる不穏な出来事にヒロインの気付きや動きが無ければ、一連の犯罪の解決の日は来なかったかも知れなかった。
初めて彼の復讐劇のことに気づいたとき、ヒロインは震えていたのに、彼の命を守ろうと思ったときは自分しかやれないと思って行動した。
ロマンスもそれなりに勇気が要るが、彼から警察への連絡を頼まれて飛び出すヒロインは勇敢で。このあとお互い無事なのか。これから起こることは自分で切り開かなければならない。無事であることを祈って、命からがら犯罪者の刃からぬけだし、警察に事態を収める最中に互に生きていること確認する行為はやっとやんだ嵐のよう。
それにしても、元恋人フィオナというのどうもよく判らない。
背中の入れ墨のシーン、首と上半身の関係が、体の前と後ろとを分からなくさせる。
表紙のカラー絵は、(1)のほうが、(2)より遥かに人目を引き付ける。敢えて言えば、描き直すことを提案したいくらいだ。
私は、セットで読んだ。
もっとみる▼