概要 |
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モンゴルでは、気候変動、過放牧、都市への流入人口の増大などによって生じる諸課題に対して、実情に合わせた高効率の低炭素システムとして設計、 提案することが急務となっている。 本プロジェクトでは、草原環境の保全と牧畜経済の維持が可能な低炭素システムとして、再生可能エネルギー等を主体とした食肉冷凍・冷蔵貯蔵設備を 設計し、モンゴル国立大学等の関係研究機関と共同して現地に設置した。本システムの稼動実証および導入後の温室効果ガスの抑制効果、環境保全効果 を定量的に把握するため、現地観測、衛星観測等により明らかにする。 また現地調査、社会・経済データ等の基礎データ整備と社会・経済分析により、本システムがモンゴル社会にもたらす総合的な社会的・経済的効果を検証する。本システムの社会実装を可能にする枠組みに関して、モンゴルの政府機関及び研究機関等と緊密に連携して調査及び基盤づくりを行う。 http://www.ccau.jp/ |