看護師がフットケアについて率先的に学ぶことの重要性は3つあります。
1つめは、足病の早期発見が可能になること。近年注目されているフットケアですが、以前の医療業界では足を専門に看ることができる医者が少なく、足に関する医学的知見が乏しい方が多い状況でした。
こうした状況の中で、足の病に関する知識をしっかり持ち、適切なフットケアを行うことができる看護師の存在は重要とされれいます。日々の看護業務の中で、患者に対して足に異常がないか問いかけたり、自身の目でチェックしたりすることができれば、糖尿病など、足に異常が出やすい病を早期発見することも可能となるのです。
2つめは、幅広い分野で活躍できることです。フットケアの需要は、医療業界だけでなく、介護業界や美容業界などでも高まっています。そのため、フットケアの知識を持っていることで、患者さんに対して行うことができる業務の幅が広まります。自身のスキルアップや転職の際にも有利に働くことが多いので、自ら進んで学んでおいて損はないでしょう。
そして3つめは、医療費を抑えるられることです。足の病を放置してしまうと、最悪の場合足の切断をしなければならなくなることがあります。このようなケースでは、切断後にさまざまな病を発症し、病院にかからなければならなくなる確率が大幅に上がってしまいます。すると医療費がかさみ、日本の社会保険費も増大してしまうことにつながりかねません。
万病の基である足のケアをしっかりと行うことで、足を失う人を救えたり、日本の社会保険費を抑えたりすることができるのです。
まずは知識として、『教えて!フットケアのいろは』で学びを深めましょう。