Google Nest Hub（第 2 世代）に搭載された睡眠モニターを利用すると、睡眠のまとめを表示し、個人に合わせた分析情報や有益なヒントを得ることができます。睡眠モニターをセットアップすると、翌朝からディスプレイに睡眠のまとめが表示されます。Google Fit アプリを使用すると、これまでの睡眠履歴も確認できます。
睡眠モニターは、病気や健康状態の診断、治療、緩和、予防、治癒などを目的とするものではありません。健康に関するご質問は、医療の専門家にお問い合わせください。デバイスの位置、近くにいる人やペット、雑音が原因で、正確に測定されないことがあります。睡眠のまとめ
睡眠のまとめを表示するには、ディスプレイの画面 
注: Google Nest Hub（第 2 世代）に睡眠のまとめを表示するには、ディスプレイでアカウントに基づく情報とアカウントに基づく健康とフィットネス情報の自動通知を許可する必要があります。また、Google アカウントで [ウェブとアプリのアクティビティ] もオンになっている必要があります。Google アシスタントから睡眠情報に関連する回答を受け取るには、アカウントに基づく情報と Voice Match をオンにする必要があります。
アカウントに基づく情報とアカウントに基づく健康とフィットネス情報の自動通知がオンになっている場合、Google Nest Hub（第 2 世代）にアクセスできるユーザーなら誰でも、最近の睡眠モニターのまとめや健康状態の詳細を確認し、削除することができます。
睡眠
睡眠のまとめには、前日の夜の睡眠に関するさまざまなデータ（睡眠の時間、スケジュール、質など）が表示されます。それぞれが円で表示され、睡眠が十分にとれている場合は、それらが重なって、紫色の円になります。[睡眠] をタップすると、各円の詳細が表示されます。
睡眠の円
- スケジュール - 就寝した時刻、眠りについた時刻、目覚めた時刻、起床した時刻を、予定していたおやすみ時間のスケジュールと並べて表示します。
- 時間 - 合計の睡眠時間と、通常の睡眠時間や一般的な推奨ガイドラインとの比較を確認できます。これには、就寝した時間、目覚めた時間、夜間に起きたかどうかなども含まれます。眠りにつくまでにかかった時間もわかるため、就寝中に実際に眠っていた時間を把握できます。
- 睡眠の質 - 睡眠がどの程度深かったかを確認します。これには、眠っていた時間、起きた回数、眠りの浅い時間、睡眠段階の推移なども含まれます。これらのデータを、部屋の温度、睡眠を妨げる現象の時間、室内の光の変化など、睡眠に影響する要因と比較できます。ユーザーに起因する咳といびきが [咳] と [いびき] のタイムラインに表示されます。睡眠中に発生したその他の大きな音は [その他の音] タイムラインに表示されます。
睡眠段階
睡眠段階の機能では、夜間の浅い眠り、深い眠り、REM、覚醒状態に関する情報を検出します。睡眠中は、身体がこのようなさまざまな段階を自然に遷移しており、それらはすべて、身体的、情緒的な健康を維持し、最適な身体能力と認識能力を発揮するうえで不可欠なものです。
なぜ睡眠段階があるのでしょうか。私たちの脳には、睡眠段階を調整するための特殊な神経回路があります。睡眠を妨げない環境で十分に眠る時間を脳に与えると、通常、同様の年齢、性別、遺伝子構造の人に必要なすべての段階を通ります。ほとんどの人は睡眠サイクルを 1 晩に 4～6 回繰り返し、サイクルとサイクルの間に束の間、目を覚ますことがあります。
眠りは入眠から 4 時間が最も深くなり、睡眠時間が長いほど、レム睡眠（夢を見る睡眠）も長くなります。夜の睡眠の大部分は、浅い睡眠です。各段階の睡眠を十分にとれるかどうかは、必要な睡眠を確保するのに十分な条件を整えているかどうかにかかっています。
[時間] 画面では睡眠段階の割合の内訳を確認できます。[眠りの質] 画面では、夜間の睡眠の推移を確認し、睡眠パターンを室内の睡眠を妨げる要因（咳、いびき、その他の大きな音など）と関連付けることができます。この情報を利用すると、通常の睡眠パターンを知っておき、通常とは異なる状態を把握できるようになります。
呼吸数に基づく健康管理
呼吸数に基づく健康状態を確認するには、ディスプレイの [健康管理] ページで [睡眠] をタップ
呼吸数に基づく健康管理として、睡眠に影響する可能性のある以下の情報が表示されます。
- 呼吸数（RPM） - 1 分あたりの平均呼吸回数と睡眠時間中の呼吸数の変動を測定します。RPM の範囲は、夜間のデータのうち 95% から 5% までです。
- 睡眠を妨げる要因 - 睡眠を妨げる要因（咳やいびきなど）が表示されます。
睡眠レポートと個人に合わせたヒント
睡眠モニターは、ユーザーの睡眠の習慣とパターンを把握するにつれて、そのユーザーに合わせた分析情報と、睡眠の質を高めるアドバイスを提供するようになります。これらの情報は、毎日の睡眠の記録を開始してから 1 週間後に表示されるようになります。
個人に合わせた分析情報や睡眠のアドバイスは、関連性が高くなると Google Nest Hub に表示されます。睡眠レポートとおすすめのスケジュールが利用できる場合は、アンビエント モードまたは写真モードのときに Google Nest Hub の画面をタップして
- 睡眠のヒント - 睡眠の質を高めるための提案や教育コンテンツが含まれています。
- 睡眠レポート - ユーザーの睡眠に関連する分析情報、知識、ヒントなどの概要が表示されます。分析情報とは、Google Nest Hub が最近の睡眠について認識したもので、改善が期待できる項目です。レポートには、分析情報の根拠を説明する第三者のソースからの情報と、改善方法のヒントも記載されています。睡眠レポートは、個人に合わせた分析情報が追加されると更新されます。睡眠レポートは常に表示されるとは限りません。
- おすすめのスケジュール - 14 日間連続して睡眠を記録すると、就寝時刻と起床時刻に関する、個人に合わせたおすすめが表示されるようになります。スケジュールを更新することで、睡眠を改善できます。
- 睡眠段階の進捗 - 夜間の睡眠段階の経時的な変化を表した時系列のグラフです。
- 覚醒ポイント - REM の周辺で発生しやすい正常な覚醒状態を表し、次の睡眠サイクルへの移行（夜間に 4～6 回）を伴います。
- 段階ごとの割合（%） - 昨夜の睡眠のうち、覚醒状態、浅い眠り、深い眠り、REM の割合の内訳（睡眠時間に対して相対的な割合）。
- 段階ごとの時間 - 昨夜の睡眠のうち、覚醒状態、浅い眠り、深い眠り、REM の内訳（時間数と分数）。