12.16.2013


装画のお仕事 - 『神様のホテル 「奇跡の病院」で過ごした20年間』

装画を担当した本が12月11日、
毎日新聞社より刊行されました

カリフォルニア州サンフランシスコに
古くからある病院が舞台のノンフィクションです

2ヶ月だけのつもりで働きはじめた
著者のスウィート医師が、辞めずにその後20年に渡って
勤めることになる病院の不思議な魅力

医療ノンフィクションと聞くと固そうですが
女性医師の視点から病院でおきるできごとが
愛情をもって柔らかく書かれています

エッセイや小説のような感覚で読むことができました
あたたかく、でもどこか冷静な視線が独特です


合理化によって本質的なものが見失われてしまうことは、
医療に限らず、そこらじゅうに転がっているような気がします
大切なことを大切にすること
大切にしたいです


上質なデザインの装幀は、間村俊一さんです


『神様のホテル 「奇跡の病院」で過ごした20年間』
ビクトリア・スウィート 著
大美賀馨、田内志文 訳
Amazonで購入

11.03.2013


"MJ展"に参加しています

在籍している峰岸達さん主宰の画塾MJイラストレーションズの
恒例のグループ展に参加しています
人数が多いので前半の月組、後半の星組の
2部構成での展示で
私は前半の月組の参加です

「MJ展vol.6」
PATER'S GALLERY(渋谷区神宮前)
月組 11月1日(金)~11月6日(水) ←こちらに参加
星組 11月8日(金)~11月13日(水)
時間 12:00~19:00
オープニングパーティー 1日,8日 18:00~20:00

先日お知らせした「イラストレーションズBOOK」と連動した
原画展でもあるのですが、
私は本に掲載の原画が個展の際に手元を離れてしまったため、
描き下ろしの展示となっています

10.10.2013

cover illustration : Kayoko Kimino


イラストレーションズBOOK 発売しました

前に少しお知らせしていたPIE BOOKSから出版の
「イラストレーションズBOOK」が発売になりました
MJイラストレーションズの在学生・卒業生から選抜された93人の作品集で、
私もP.68に掲載されています

代官山 蔦屋書店では、本の発売を記念してフェアが行われ
宇野亜喜良さんを進行役に迎かえて、トークショーも
http://tsite.jp/daikanyama/event/002529.html


9.17.2013



Book - DOG AND MORNING

5,6月のマドリードでの個展にあわせて作った小さな作品集を
TOKYO ART BOOK FAIR 2013内の
ZINE'S MATE SHOPに出展します

本のデザインは
グラフィックデザイナーの佐野真弓さんです
とてもきれいなデザインをする彼女とは、
受験も大学生活も共にした10代の頃からの親友
いろんな思いがあってうれしい一冊となりました

少部数ですが
手に取っていただけたら嬉しいです

イベント全体もとても楽しみで私も脚をはこびます

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TOKYO ART BOOK FAIR 2013

○ 私の本はZINE'S MATE SHOPにあります

9 月21 日 (土) 15:00-21:00 レセプションパーティー(どなたでもご来場頂けます)
9 月22 日 (日) 12:00-20:00
9 月23 日 (月・祝) 11:00-19:00
会場:京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス
東京都港区北青山1-7-15


9.16.2013



スローベイクドベジタブル

台風が去ったら急に秋がやってきたみたいで
秋冬好きにはうれしいです

この夏はなかなか行けずにいた葉山に
はじめていくことができて
sunshine+cloudに併設のカフェOver Easyで食べた野菜にえらく感動しました
人参、玉葱、じゃがいも、満願寺唐辛子を2時間オーブンでゆっくり焼いた
その名もスローベイクドベジタブル…また食べたい
カレーもおいしかった
長尾智子さんが増々好きになりました
建物はもともと虎屋の保養所だったようでひろびろ開放的
なによりスタッフの方達がほんとうに気持ちよくて
また違う季節にぜったい来たいとおもわされました

好きな場所が増えるのはたのしい


7.20.2013

フィルム

デジカメも使いますが
やっぱりフィルムカメラがすきです
いろいろ使ってみましたが
FUJIFILMのNATURAはとても相性がいいようで
ここ5年くらい愛用中です(生産終了してしまってさみしい…)
佇まいはOLYMPUS-PENがすき

近所にフィルムを売っているところがなくなり
現像してくれる写真屋さんも店を閉じてしまった
最近は家電のお店でも小さいところだと置いてないことがあり
たまにフィルム難民になることも……

無くなることはないとおもっているけれど、
いつまでも身近な存在でいて欲しいのです



ああ、梅雨があけました
夏です
カメラ片手にどこか遠くへでかけたい!



7.19.2013



Exposicion de Arte Colectiva
Somos Animales
en Mutuo-Centro de arte

グループ展 Somos Animales
会期:2013年7月18日〜
会場:Mutuo-Centro de arte(バルセロナ)
企画:Fundacion ALTARRIBA(NGO)
後援:カタルーニャ州、バルセロナ市

http://mutuocentro.com/som-animals/

7月18日からバルセロナで開催中の
ドネーショングループ展「Somos Animales」 に参加しています。

この展覧会は、スペインの動物保護NGO・Fundacion ALTARRIBA が企画し
売上の一部が動物の保護活動のための寄付にあてられます。
私は5,6月の個展にも出した犬のいる部屋の
2つのプリント作品を出品しています。




6.30.2013


イラストレーションズBOOK 10月発売予定

この秋、PIE BOOKSから発売の
「イラストレーションズBOOK」に掲載されることになりました。
この本は私が通っているイラストレーション塾、峰岸達イラストレーション塾の
卒業生、現役生より選抜された93人の作品を掲載している本です。
私も大好きなイラストレーターたちの絵がたくさん掲載されていて、
かなり見応えのある一冊となりそうなので、とても楽しみです。

10月より書店でも購入できます。
11月には本の掲載メンバーによるグループ展も都内で行う予定です。
また日が近づいたらお知らせします。


6.24.2013

Publications for Pleasure Issue Number 2

バルセロナを拠点に活動をしているちいさなパブリッシングハウス、
Publications for Pleasureに声をかけてもらい、
第2号目になる“VERMOUTH"にイラストレーションで参加しました


スペインの家庭でよく作られているアーモンドソースのミートボール
レシピをテキストでもらい、料理し、食べ(美味しい!)、資料を集めて、描きました

Publications for Pleasureのウェブサイトでは、
pvや印刷の行程やブックイベントの様子などもみれておもしろいです
http://www.publicationsforpleasure.com/

手に取るとさらに魅力的な一冊です
以下のページからオンラインで買うことがができます
http://publicationsforpleasure.bigcartel.com/product/vermouth-issue-number-two


6.23.2013



小池ふみ 個展 DOG AND MORNING

会期: 5月9日(木)〜 6月12日(水) 7月3日(水)
会場: Do Design Madrid(スペイン)


スペイン、マドリードのDoでの個展の会期が延長になりました

ディレクターのLuciaがセレクトする衣類や生活雑貨はどれも素敵で
Doの店内で過ごす時間も格別なので、
スペインに行かれる方、訪ねやすい場所にお住まいの方には
ぜひ行ってみていただきたいです


なかなかスペインでのことを
ゆっくりブログでお伝えできていませんが
折りをみて、出会った美味しいものやおすすめの場所のことなど
かけたらいいと思っています



5.14.2013




Fumi Koike Illustration Exhibition in Do Design Madrid
DOG AND MORNING


小池ふみ 個展 DOG AND MORNING

会期: 5月9日(木)〜 6月12日(水)
会場: Do Design Madrid(スペイン)


マドリードにて展示中です。
5/9のオープニングに行ってきました。
その様子を少しご紹介します。






5.01.2013




Fumi Koike Illustration Exhibition in Do Design Madrid
DOG AND MORNING


小池ふみ 個展 DOG AND MORNING

会期: 5月9日(木)〜 6月12日(水)
会場: Do Design Madrid(スペイン)
オープニングレセプション: 5月9日 19:00~(在廊します)

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この度マドリッドのDo Designにて個展を開く機会を得ました。
はじまりは昨年の6月に届いた1通の英語のメール。
Do Designのディレクター・ファウンダーのLuciaが
私のブログを見つけ、気に入ってくださり、
このような機会を用意してくれました。

日本でもまだ個展を開いたことのない私は、始めは躊躇しましたが、
偶然にもDoと仕事で通じている大学の同級生がいることがわかり、
(この偶然にはDoの人達も私も彼女もすごく驚きました…!世界は狭い!)
会って話を聞くことで背中を押され、
DoのストアマネージャーのSaveriaのたくさんの親切なメールにも励まされながら、
準備を進め、開催に漕ぎ着けることができました。

5/1から、スペインにいきます。
途中、前から行ってみたかったバスク地方を旅して、
マドリッドに戻り、展示の仕上げをして、オープニングは在廊する予定です。

スペイン語はもちろん英語もままならない私ですが、
こうして機会を得たことに、
何語でもないイラストレーションという言語の面白さを感じています。
Doでの出会いや作品を見る人の反応もいまからドキドキ。
よい旅になりますように。

戻ったらまたブログでも報告したいと思います。
Facebookでは現地から写真も少しアップできたらいいな。


4.18.2013


仕事机

ベルギーのSir MagazineのElkeからオファーのメールをもらい、
ワークスペースの絵を描きました。

About my workspace in Sir Magazine (Belgium).
Thank you, Elke :)
http://www.sirmagazine.be/art/the-workspace-of-fumi-koike-toyko-japan/

ちょうどまだ桜が咲きだす前くらいのミモザの頃でした。
あっという間に桜の時も過ぎていったけど、
夏に向けて緑がぐんぐん増えていくいまの時期も良い。



3.30.2013



Publications for Pleasure Issue Number 2

バルセロナを拠点に活動をしているちいさなパブリッシングハウス、
Publications for Pleasureに声をかけてもらい、
第2号目になる“VERMOUTH"にイラストレーションで参加しました。

毎号違うテーマでつくるマガジン。
第1号めの“ATLAS”に続き、私が参加している次号は「料理」がテーマのようです。
もうすぐ出来上がるようで、本当に楽しみにしています。
遠く離れたスペインの彼らが作る「喜びのための出版物」。
世界にちらばった、写真を撮る人、絵を描く人、文章を書く人が
それぞれのいろんな形を寄せる「喜びのための出版物」。
私も彼らからエネルギーをもらうし、なにより参加することが楽しい!

描いた料理の絵は、ダミーを作っている動画にもちらっと出てきます。
また完成したらご紹介します。


2.24.2013



ストーブ

この冬を境に、電気式のオイルヒーターから石油ストーブに変えました。
灯油が燃える微かな匂いは、福岡と長野の祖父母の家の冬を思い出して、気持ちが落ち着く。

ポリタンクからあの“シュポシュポ”を使って灯油を入れる作業も、
がばっと本体を空けてマッチで火をつける手間も、
少し面倒だけど愛着に繋がっている気がする。
丸い窓からゆらゆら揺れる青い炎を眺めるのも、
頭にのせたケトルの沸く音を聞くのも心地よい。

別の話ですが、
星野源さんの唄う“ストーブ”という歌は
はじめて聞いた時、出だしに惹かれて何気なく好きになった曲だけど、
2回目にちゃんと歌詞を聞いたときにお葬式の話だと気がついて、
いくつかの別れの時を思い出して涙が出ました。



2.20.2013



○ works
BESS フォレストクラブ便り 秋冬号2012-2013

ログハウスと木の家のBESSの森林保全活動を紹介するリーフレット
「BESSフォレストクラブ便り」のイラストを描きました。


CREDIT
D : 折井枝里子  CL : 株式会社アールシーコア





2.10.2013

THE CAT THAT LIVED A MILLION TIMES

先月、久しぶりに舞台を観ました。
『100万回生きたねこ』

こどもの頃に何度も読んだ佐野洋子さんの絵本
イスラエルから来た
Inbal PintoとAvshalom Pollakによる演出で
あたらしく懐かしく蘇る、幸せな一夜でした。

1幕の舞台が現れたときから2人のセンスに惹かれてドキドキ。
阿部海太郎さんたちの音楽や
トウヤマタケオさん率いるバンドの演奏も
美術やお芝居と解け合ってひとつの世界に。
この絵本のシンプルな物語を
こんな素敵な人たちの表現で観られることが
奇跡みたいに感じました。




1.10.2013


COFFEE BREAK

あけましておめでとうございます。
年越しは父の実家の長野に帰り、
近くの諏訪大社(上社)まで歩いて初詣に行きました。

家と諏訪大社の間に藤森照信の建築で有名な
神長官守矢史料館という博物館があって、
さらに奥に歩いていくと民家の畑に
“高過庵”と“空飛ぶ泥舟”と呼ばれる小さくて楽しい建築が
なんの囲いも案内板もなくそこに在る。

私は長野の家に帰ると散歩がてらそこに行くのが好き。
いつもいつも中に入ってみたいと思うけど、中は解放されていない。
いつか入れるだろうか…
藤森建築の朗らかな形と土っぽさがとても好きです。


この年末年始のお休みは久しぶりに会う友達と、
ゆっくり話す時間を作れて楽しくて、刺激をいっぱいもらいました。
大学を卒業してもうすぐ6年が経とうとしていて、
それぞれが違うみちを歩みながら6年の間にいろんな変化があって、
みんな違った生活があって、それぞれのわくわくや不安や充実感や目標がある。
みんなどこか似ていて、でもばらばら。

何となく背中を押し合って、笑って、2013年のスタートです。
今年もいっそうたのしい出会いがたくさんありますように!


高過庵 "TAKASUGI-AN" 2013.01.01